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マラウイの東側には、長さ５６０km、 幅は最大で７５kmのマラウイ湖がある。 世界で９番目の大きさだという。 そんな、マラウイ湖の砂浜を昼間に 歩いていたときのこと。 湖で女性たちが洗濯物をしていたので、 「こんにちは」とマラウイ語で挨拶をした。 首都でない場所では、どんな場所でも 挨拶をすると、みんな返してくれる。 湖で身体を洗っている男性がいたので、 「こんにちは」と挨拶をした。 続いて、白い半袖のＴシャツに、半ズボンを 履いている男性が歩いていたので、 「こんにちは」と挨拶をした。 みんな、「こんにちは」と返してくれる。 白い半袖、半ズボンで砂を運んでいる人が 何人もいたので「何やってるの？」と聞いてみた。 「砂浜に山をつくってるんだよ」と、 ひとりの男性が教えてくれた。 「ああそうなんだ、がんばってね」と言って その彼とは別れた。 その後も、砂浜を歩いていると、 「Hello brother」「Hello friend」と 声をかけてくれる白い服を着た人たち。 その中のひとりが「ぼくの写真をとってよ」 と声をかけてきたので、「いいよ」と言って カメラを彼に向けてシャッターをおろすと 「そんなことしてると怒られるぞ」と 他の仲間が後ろで言っている。 仕事中だから怒られるのかなあと思ったら、 写真をとらせてくれた彼が一言。 「おれたち、囚人なんだ。 あそこに刑務所があるぜ。ハハハ」 日本でいうドカタを着た工事現場の お兄ちゃんたちかなあと思っていたら、 白い上下の服は、囚人服でした。 それでは、今日も、明日も、明後日も、いい１日を。 植物の生き残り戦略は、すさまじくも華麗だ。 このときの場所／マラウイ カタベイ 現在地／日本一時帰国 にほんブログ村の「旅行ブログ」に参加しています。 よかったら、「見たよ」のあかしに、世界一周バナーをクリックして下さい。 　１日１回のクリックが応援になる仕組みです。 [alert]感想を送る[/alert]

陽気な囚人

MONKEY THINK

マラウイの東側には、長さ５６０km、 幅は最大で７５kmのマラウイ湖がある。 世界で９番目の大きさだという。 そんな、マラウイ湖の砂浜を昼間に 歩いていたときのこと。 湖で女性たち… Read More

マラウイのかわいい店舗 手描きイラスト

かわいい手描きのお店

MONKEY WATCH

AI（人工知能）が発達することで、 人の仕事がどんどん奪われるなんて言うけど、 人がやったほうがいいものもある。 演者とか、カウンセラーとか、作家とか、 絵師なんかもそうかもしれな… Read More

おじいちゃんが漕ぐ自転車タクシーに乗り バスターミナルに着いたときのこと。 ムズズ行きの大きなバスが２台あり、 ２台はライバルバス会社のようで人に囲まれ 「こっちに乗れ」「俺の方に乗れ」と言う。 両方のバスを見て料金を確認するも、 片方のバスはすっからかんだった。 ５０人くらい乗られるもう一方のバスには、 すでに２０人くらいが乗っていたので こちらのバスに乗ることにした。 アフリカのバスにはけっこうあるのですが、 決まった時刻に出発するのではなく、 満員になったら出発するタイプのバス。 席に着いて待つこと、１時間、２時間。。。 やっと席がすべて埋まった。と思ったら、 それでも、バスは出発しないんです。 そして待つこと、さらに１時間。。。 席の間にある通路にも人が埋まって やっとバスが動きはじめる。 ぎゅうぎゅうすぎて、通路に 立ってる人のおケツがぼくの肩にあたる。 立つ人も何時間も立つなんて辛いだろうに。 でも、満員になってから出発する仕組みにも いい点があるんです。 それは、運賃が安くなること。 満員になったら、料金が確定するので、 乗客みんなで安い価格でシェアできる。 一方、これの反対の仕組みは、 新幹線なんかがあげられる。 新幹線の場合、決まった値段で、 決まった時刻に出発する。 人が乗ってくるのを待つ必要はない。 その分、１人あたりのお値段はお高くなる。 この集まってから出発する仕組みは、 モノづくりにも使えるかもしれない。 今、販売されているモノの多くは、 先につくって、価格を決め、買ってもらうもの。 でも、アイデアとプロトタイプをつくり、 買いたい人が一定の人数集まってから、 実際に人数分のモノづくりをはじめる。 これによって、お金がない人でも、 モノづくりをはじめることができるかも。 クラウドファンディングなんかも近い仕組みですね。 それでは、今日も、明日も、明後日も、いい１日を。 スピードは遅いけど、在庫が出ないのもいい。 このときの場所／マラウイ 現在地／日本一時帰国 にほんブログ村の「旅行ブログ」に参加しています。 よかったら、「見たよ」のあかしに、世界一周バナーをクリックして下さい。 　１日１回のクリックが応援になる仕組みです。 [alert]感想を送る[/alert]

３時間待って出発するバス

MONKEY THINK

おじいちゃんが漕ぐ自転車タクシーに乗り バスターミナルに着いたときのこと。 ムズズ行きの大きなバスが２台あり、 ２台はライバルバス会社のようで人に囲まれ 「こっちに乗れ」「俺の方に… Read More

人には人の快適なリズムがあって、 いくら親切心で相手を気づかったからって、 そのリズムを崩してはならないという話。 マラウイでリロングウェから北部のムズズに 移動するとき、日本人ゲストハウスから バスステーションまで自転車を利用した。 自転車といっても、自分で漕いだんじゃなくて おじいちゃんの運転手がいて、２人乗りです。 日本でやったら警察に怒られるけれども、 マラウイではぜんぜん問題のない２ケツ。 座る部分には薄いクッションもあって、 親切にもバイクのようなハンドルまで 後部座席についている。 下り坂は傾斜を利用して、 車のようなスピードがでるんだけど、 上り坂に入ると、運転手が疲れた時点で 「自転車を降りてくれ」と言われ、 乗客もふつうに歩くことになる。 長い上り坂で、１分くらい歩いたあと、 後ろに乗っていいと許可が出て、漕ぎはじめる。 また上り坂に入り、おじいちゃん運転手が ハアハアと呼吸が乱れ「降りてくれ」と言うので、 平坦な道に入るまで一緒に歩く。 平坦な道になったので、乗りはじめるが、 すぐに上り坂に入り、自転車から降りて歩く。 自転車を押して坂を登っていたからか、 ハアハアしてるおじいちゃんが、 まだ上り坂が続いていたが「乗れ」と言う。 「えっ、乗って大丈夫？」とぼくが聞いたけど、 「大丈夫だ」と言うので後ろに乗る。 おじいちゃん必死に漕ぎはじめるが、 ペダルがまったく回転しない。 時速１キロくらいのスピード。 隣を歩くおばあちゃんに追い抜かれる。 おじちゃんが疲れて足をついたので、 気を利かせて漕ぎはじめる前に 地面をケンケンと蹴るのを手伝ってみた。 すると、「俺のリズムでやらせて！」と、 おじいちゃんに本気で怒られる。 「宿題やりなさい」と親に言われた子どもが 「今からやろうと思ってたのに」と言うときの 顔をされてしまった。 人に自分のリズムはくずされたくないんだね。 それでは、今日も、明日も、明後日も、いい１日を。 あなたのくずされたくないリズムは？ このときの場所／マラウイ 現在地／日本一時帰国 にほんブログ村の「旅行ブログ」に参加しています。 よかったら、「見たよ」のあかしに、世界一周バナーをクリックして下さい。 　１日１回のクリックが応援になる仕組みです。 [alert]感想を送る[/alert]

俺のリズムでやらせて

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人には人の快適なリズムがあって、 いくら親切心で相手を気づかったからって、 そのリズムを崩してはならないという話。 マラウイでリロングウェから北部のムズズに 移動するとき、日本人ゲ… Read More

マラウイでは、「吸血鬼騒動」があった。 あの人の生き血を吸うモンスター、吸血鬼だ。 「吸血鬼がいるらしいぞ」という噂が広まり 「あいつなんか怪しくないか？」と、 吸血鬼と疑われた人が、村長の命令により 村人の合意によって殺されてしまったのだという。 もちろん、吸血鬼なんていなかった。 （どこかの世界にはいるかもしれないけどね） 吸血鬼ではない人間が殺されたのだ。 なんで、殺そうと思うのだろうか。 それは、こちらが相手を殺さないと こちらが殺されてしまうかもしれないという 思考が働いたんだと思います。 たとえば、見たものに幸運が訪れるという 「村に座敷わらしが出るらしいぞ」なんて 噂になっていたら、殺そうとは思わないよね。 座敷わらしは人びとにたいして かわいいイタズラをするかもしれないけど、 自分たちが殺されるとは思わないだろう。 吸血鬼の場合は殺される前に殺してしまえ、 村人の怖がる気持ちが吸血鬼と思われる人を 死刑にかける合意を生んでいく。 これを、どこか遠い国のおとぎ話のように 思わないでほしい。 日本はこれに近い危うさに身を置いている。 日本に帰ってきて、北朝鮮の話になった。 ある人がふつうの顔して言ったんです。 「北朝鮮にミサイル落としちゃえばいいのにね」 これはまさにやられる前にやってしまえ精神だ。 相当な「怖い」を抱えているのだろう。 その「怖い」はどこから来たのだろう。 実際に北朝鮮に行ってミサイルを見たのだろうか、 恐ろしい北朝鮮人と話したのだろうか、 本やインターネットで調べたのだろうか、 テレビで流れる情報を観たのだろうか。 ぼくは北朝鮮のスペシャリストではない。 だからデタラメなことは言えません。 各々が動向を見ていけばいいと思います。 ただ、自分たちが正義だと思ったら、 危ない状態にいますよ。 それでは、今日も、明日も、明後日も、いい１日を。 「正しい」ってのは危なっかしいぞ。 このときの場所／マラウイ 現在地／日本一時帰国 にほんブログ村の「旅行ブログ」に参加しています。 よかったら、「見たよ」のあかしに、世界一周バナーをクリックして下さい。 　１日１回のクリックが応援になる仕組みです。 [alert]感想を送る[/alert]

やられる前にやっちゃえの危うさ

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マラウイでは、「吸血鬼騒動」があった。 あの人の生き血を吸うモンスター、吸血鬼だ。 「吸血鬼がいるらしいぞ」という噂が広まり 「あいつなんか怪しくないか？」と、 吸血鬼と疑われた人… Read More

ザンビアで会ったマラウイで活動している 日本人の大学生の女の子が教えてくれた。 「マラウイでは１ヶ月前に、吸血鬼が 出るっていう騒動があったんです」と。 吸血鬼と疑われた人は、問答無用で 村人によって殺されてしまうのだという。 それじゃあ、まるで「魔女狩り」だ。 混乱の時期にあった中世ヨーロッパでは、 村人が「殺される前に、殺してしまえ」 という考えのもと、魔女と疑わしき人物を 死刑にしていた。 まさか、今の世界に「吸血鬼狩り」が あるなんて、ウソのような本当の話だ。 そんなうわさ話を信じてしまうなんて、 マラウイはまだまだ発展途上国なんだなあと 思ったけど、ぼくらが普段見聞きしている うわさ話だって、同じようなところがある。 自分が目にしてもないうわさ話を、 本当だと信じこんでいないだろうか。 テレビで報道される芸能人のうわさ話を、 鵜呑みにして、あの人はああいう人なんだと 思い込んではいないだろうか。 学校のクラスメイトのうわさ話を、 本人から直接話しを聞いていないのに、 疑わずに受け入れていないだろうか。 「百聞は一見にしかず」なんてことばがあるけど、 ぼくらはいつから空より先に、携帯電話で 天気予報を確認するようになったのだろうか。 何十キロか離れた空には、 いつでも数時間後の天気が書かれているのに。 手の親指ばかりを動かしてばかりじゃなくって、 足の親指にある母子球をもっと使ってもいい のかもしれないね。 うわさ話に操られないために。 それでは、今日も、明日も、明後日も、いい１日を。 自分の目で見て、こころで感じる。 このときの場所／マラウイ 現在地／日本一時帰国 にほんブログ村の「旅行ブログ」に参加しています。 よかったら、「見たよ」のあかしに、世界一周バナーをクリックして下さい。 　１日１回のクリックが応援になる仕組みです。 [alert]感想を送る[/alert]

吸血鬼狩り騒動

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ザンビアで会ったマラウイで活動している 日本人の大学生の女の子が教えてくれた。 「マラウイでは１ヶ月前に、吸血鬼が 出るっていう騒動があったんです」と。 吸血鬼と疑われた人は、問答… Read More

今日はザンビアからマラウイへ移動したときの 出来事をのらりくらり書くとします。 ザンビアの南にあるリビングストンから バスに乗って中心にある首都ルサカについた。 この街は経由地点とだけ考えていたので 次の日の朝６時に出るマラウイ直通の バスチケットを購入して、 その日は近くの宿に泊まることにした。 次の日の朝、 予定通りの時刻にバスターミナルへ行き、 乗るバスの側面に大きな荷物を積みこむ。 バスの入り口で「出発は６時だよね？」と、 出発時間をバスのスタッフに確認して 近くで朝ごはんと水を調達をする。 ５時４５分にバスに戻ったとき、事件は起きた。 バスの前でたくさんの人がもめているぞ。 なんの騒ぎかのぞいて見ると、 ダブルブッキングでバスに乗れないのだという。 「ああ、かわいそうに」と横目に見ながら、 もめてる人の間をスルリと通り抜け、 バスに乗ろうとすると、 「お前もバスに乗れないぞ」と バスのスタッフが言うではないか。 「えっっっ、オレもー！？」と 思わず日本語が出た。 「シートナンバーも書いてあるでしょ」と ぼくが眉間にシワをよせて言っても、 「スタッフがチケットにサインしてないからダメ」と 悪そうな顔を一斉せずに言うバスのスタッフ。 もめているうちに、「プッ、プッ、プー」と クラクションを鳴らしながら、 バスが動きはじめるではありませんか。 自分の大きな荷物をバスの側面から取り出し、 無情にも置いていかれる。ああ、バスよ。 まわりを見回してみると、 チケットを持っているのに乗れていない人は、 ぼくの他にも１０人くらいいて、 ダブルブッキングならぬ、 ディカプルブッキングだ。 バスの定員が決まっているのに、 こんなにもバスのチケットを売りさばくなんて、 大それた商売根性。 逆に笑けてくるじゃありませんか。 １０人でバスの会社のスタッフを取り囲み、 マラウイ直通のバスではないけど、 ザンビアとマラウイの国境方角へ向かう チパタ行きのバスに乗ることになった。 だが、チパタ行きのバスのスタッフがぼくに 「荷物代払え」と言ってくるじゃありませんか。 直通のバスに乗っていたら、荷物代はなかったので、 直通バスのスタッフに「代わりに払って」と頼んだ。 「いやだ。自分で払え」と言うスタッフ。 ディカプルブッキングにまったく悪びれてない。 これには、さすがに腹を立てたぼくは、 「あんたが払え」と言い、チパタ行きのスタッフと 直通バスのスタッフにやりとりをさせる。 なんとかかんとか追加料金なしに荷物を のせることができ、バスに乗り込む。 ぶじチパタに着いて、マラウイの国境へ向かう シェアタクシーに乗ろうとすると、 運転手が「４０クワチャ、荷物は１０クワチャ」 だと言ってきた。 先にタクシーに乗っていたお客さんに いくらなのと聞いて見ると、 「３０クワチャだよ」と言うじゃありませんか。 この日のぼくは乗るはずのバスにも乗れず、 機嫌がわるい。「なんで、騙すんだよ」と 運転手とその取り巻きに言ってかかる。 ごまかそうとしている彼らに、 不機嫌な態度をとっていると、後ろから 「Be strong（強くなれ）」と声が聞こえてきた。 後ろを振り返ると、スカーフを二重に巻いて、 どこか不思議な雰囲気を醸し出す男が立っていた。 ぼくの目を見てもう一度言う。 「Be strong」と。 そして、アントニオ猪木の闘魂注入のように、 ほっぺたをビシビシと叩いてくる。 知らないザンビア人に気合いを入れられても、 まったくもって、ありがたくない。 男は自分の首に巻いているスカーフを持ち上げ、 着ている黄色いTシャツの胸に書かれた、 「LIVE STRONG」というメッセージを見せつける。 自転車選手のアームストロングのキャッチコピーだ。 わかったよ。強く生きるよと言う気持ちで、 「ありがとう」とその男に言い、 運転手と取り巻きと交渉し、 現地人と同じ価格にしてもらう。 ぼくがシェアタクシーに乗り込むと、 開いた窓から「Be strong」の男が 「オレはお前のこと忘れないぞ」話しかけてくる。 男が目の前に拳を出してきたので、 拳をつき合わせて、さよならの挨拶をする。 車が動きはじめると、 「Be strong」男がぼくのミサンガに 手をかけて、盗ろうとしてくるじゃありませんか。 手を思いっきり振り払うと、 ミサンガに絡まって痛かったのか、 「ヒー」とショッカーのような声で 逃げていった男。 いったいなんだったんろう。 Be strong man それでは、今日も、明日も、明後日も、いい１日を。 へえ、Be strong、オレ。旅人。 このときの場所／ザンビア チパタ 現在地／日本一時帰国 にほんブログ村の「旅行ブログ」に参加しています。 よかったら、「見たよ」のあかしに、世界一周バナーをクリックして下さい。 　１日１回のクリックが応援になる仕組みです。 [alert]感想を送る[/alert]

Be strong man

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今日はザンビアからマラウイへ移動したときの 出来事をのらりくらり書くとします。 ザンビアの南にあるリビングストンから バスに乗って中心にある首都ルサカについた。 この街は経由地点と… Read More

チーターとお散歩 ザンビア リビングストン

貴族の遊び

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もし動物になれるとしたら、 どんな動物になりたいですか？ 小学生の頃、ぼくがなりたかった動物は、 「チーター」でした。 理由はシンプル、足が速いから。 そして、モテたかったから。 … Read More