タイからカンボジアの国境をバスで越えた。
陸地でつながっているにもかかわらず、
カンボジアに入ると別の景色があった。
国境線のすぐ近くで、ちんちん丸出しで、
赤土の道にある水たまりでうれしそうに
遊んでいる2歳ほどの子どもや、
ぼくのズボンのポケットを触ってくる
目のほとんど見えてないと思われる
3歳くらいの子どもが現れた。
タイでも、こういう子もいるのかもしれないが、
ぼくは見かけなかった。
そして、アンコールワットなどの遺跡群を周り、
歴史に残る大きな建築遺跡だって、
ひとつひとつの石やレンガを積み重ねて、
できてるだんだなあと、思った。
そんなの当たり前じゃないかと思うかもしれないが、
よく見ると、小さな石の単位で、あれだけ
大きなものができているというのは、驚きだ。
鉄でもなく、コンクリートでもなく、石とレンガ。
場所によって、石の積み重なりがずれていて、
それを強く感じさせる。
柱や壁にある彫刻だってコツコツと
作業をしたことで、できあがったのだ。
遺跡群を見た夜の日、
ナイトマーケットで、音楽が鳴り響き、
ネオンが光る場所には似つかない
自分の背丈と同じくらいの黒いゴミ袋を持ち、
道にあるゴミ袋をあさっている
2人組の小さな男の子を見かけた。
年齢は5歳くらいだろうか。
おそらく、プラスチックなどの売れるゴミを
拾い集めているのだ。
彼らは、このシェムリアップという観光地で
外国人に「ワンダラー」と言って、
お金をせがむこともできる。
しかし、彼らは自分たちの足をつかって、
コツコツとゴミを拾い集め、
媚びずにお金をもらうことを選んだ。
よごれたジャージを着てゴミを拾う
その小さい姿は、とてもうつくしく見えた。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
なにごとも、コツコツとです。
このときの場所/カンボジア シェムリアップ
現在地/ベトナム ハノイ→ラオス
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