目を輝かせるほどの好きが在るということは、
ただそれだけで、すんばらしいことだ。
というのも、犬のカヤはオヤツのクッキーを見たり、
構ってくれる人間を見るだけで、とてもいい目になる。
その目や、その表情を見るだけで、
見ている人間までうれしくなるのです。
好きなものを見ているときのカヤは、
なんだか若返って見えます。
犬の13歳は、人間でいうおばあちゃんですが、
目を輝かせていて、おばあちゃん犬には見えません。
人間も同じです。目を輝かせると、若くなる。
足がわるい年配の女性だって、お買い物で、
お気に入りのものを見つけた瞬間に、
少女のように「カワイイ」と言って若返る。
会社ではむずかしい顔をした年配の男性だって、
好きな車がショーウィンドウに飾られていると、
「かっこいいなー」と少年のような目になって、
カメラのシャッターをおろす。
若返りの方法に、
食事管理だとか、美容だとか、運動などがあるが、
これに「目を輝かせるほど好きなものに触れる」
っていう項目を増やしてもいいと思う。
金持ちのおじいちゃんが、
財産目的だろう、というような若い女性と
死ぬ間際に結婚するといったことがあるが、
これは、歳をとらないために科学の力や、
食事の力を試みたおじいちゃんの
無意識下における最後の若返り策なのかもしれません。
目を輝かせるほど好きなものは、
クッキーでも、洋服でも、車でも、美女でもいい。
誰かにとっては、ゴミと思えるものだっていい。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
あなたの目を輝かせるものは何ですか?