旅への窓

いろんな国を旅して回っていると、
安宿に泊まってることもあって
休学して旅をしている日本人の大学生によく会う。

ぼくが大学にいたときは、
休学をして旅をすることなんて、
あたまにものぼらなかった。

バイトも大してできずお金もなかったし、
部活に夢中だったってこともあるけど、
そんな道があるなんて想像もできなかったのだ。

日本人の海外旅行が自由になったのが、
１９６４年の４月だという。
当時はきっと、お金持ちしか
海外に行けなかっただろうなあ。

１９６４年頃に生きていた人が、
大学生が休学して自分のお金で海外を旅してる
今の時代をのぞいたら、どんなに驚くだろう。
「若造のくせに、海外行くなんて」と、
怒る人もいるかもしれないね。

今の時代は、国が抱えている課題が複雑で、
「こんな時代」なんて言われ方もする。
それでも、旅への窓は空いている。
自由への窓は広がってる。

もし、これを読んでくれている人が、
「わたしも海外へ行ってみたい、
でも、怖くて、一歩が踏み出せない」と
思っているとしたら、
「世界の窓は開いてますよ」と言いたい。

海外を旅しやすいパスポートと、
お金がある程度つくることができる、
日本人に生まれた運を使ってもいいんです。

いいんです。by ジョン・カビラさん

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい１日を。
窓を閉じるのは、いつだって自分自身ですよね。

このときの場所／ルワンダ
現在地／日本一時帰国

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