ムズズから乗り合いタクシーに乗って、
カタベイに到着すると、街がまっくらだ。

タクシーを使って、「Mayoka Village」
というホステルに着いても、照明がついていない。
湖に面した階段を暗闇の中、おそるおそる降りる。
チェックインをして、スタッフに確認すると
どうやら停電をしているようだ。

マラウイはびっくりするほど停電が多い。
マラウイを旅行している人に会うと、
みんな「消えたー」「ついたー」と
停電と復旧に一喜一憂をしていてカワイイ。

ホステルで夜ごはんを食べようとすると、
韓国人の20代後半になる女の子と会った。

彼女はすでに、2年近く世界を旅していて、
もうすぐ韓国に帰るのだという。

彼女は旅をはじめる前は、
韓国で看護婦の仕事をしていたようだけど、
「帰ったら何するの?」と聞いてみた。

第一言語ではない英語を慎重に選びながら、
「うーん、先生になりたい」と言う。
「どんな?」と深く聞くと、どうやら、
旅で得た経験を、本や講演で、みんなに
伝えていく人になりたいのだと言う。

「例えばどんなことを本に書くの?」と聞くと、
「小さなバッグで生きていけること」と言う。

彼女はなんと、イタリア滞在時に、
大きなバッグパックを盗まれたのに、
もうひとつ持っていた20リットルくらいの
小さなバッグパックだけで韓国に帰国せず、
旅を続けたのだと言う。

で、小さなバッグパックだけで旅をしていたら、
「あれ?大きいバッグいらないぞ」となって
今では身軽に旅しているんだって。
かっこいいっす。

ぼくは70リットルの大きなバッグパックと
10リットルの小さなバッグパックを背負って
旅をしている。
彼女の荷物に比べたら多いけど、
この荷物だけで十分生きていける。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
背負いすぎていない?

このときの場所/マラウイ カタベイ
現在地/日本一時帰国

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