ぼくが泊まっている
アンマンのホステルの近くには、
ファッションストリートがある。
日本でいう原宿みたいなところで、
活気があって人がわんさかしている。
そこには、いくつもの
洋服屋さんが立ち並んでいるのだが、
その一角には香水を売っているお店も
いくつか並んでいる。
金色に輝く香水のボトルが、
お店の棚にきれいに並べられていて、
セクシーに髭を生やした男性店員が
ぴしっとしたシャツを着て姿勢よく接客している。
お客さんは、女性だけじゃない。
男性も香水をつけるみたいで、
男性がしんけんな顔つきで、
「これが、おれの香りかなあ?」と、
いろんな香りを試し嗅ぎしている。
いやあ、みんな、嗅覚使ってるなあ。感心、感心。
ぼくなんか、鼻が詰まっているからか、
「ああ、いい香り」って誰かが言ってから
花の香りや人の香りに気がつくもんなあ。
そういえば、
五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)の中で、
いちばん使えていないのが嗅覚だと思う。
嗅ぐという感覚を、もっと使ってみようと思った。
試しに、通りすがりのおじさんの匂いを嗅いでみる。
香水をどっぷりと使っているのか、
「オエッ」となってしまった。
嗅覚が優れてる人は、「すごいなあ」とか
「羨ましいなあ」なんて言われることも
あるんだろうけど、臭いものにも気づき、
傷つきやすいんだろうなと思った。
他の感覚もきっと同じなんだろうね。
使ってない五感を使おうよ、と書き始めたのに、
感覚の鋭さによってマイナスな面もあるよなあ、
という風に筆が進んでしまったよ。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
「ラブを忘れてないかい?」と叫ぶように、
「嗅ぐを忘れてないかい?」と叫んでみる。
このときの場所/ヨルダン アンマン
現在地/マダガスカル
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