トゥクトゥク(バイクタクシー)の
代金を折半するために、
同じホステルにいたドラゴンくんに友だちを
紹介をしてもらい、香港人の女性、カポさんと
「キリング・フィールド」と
「トゥールスレン・ジェノサイド・ミュージアム」
へ行ってきた。

ポルポト政権による、あやまった大義のもと、
多くの人が殺されたという負の遺産だ。

どちらも、レコーダーにより解説があり、
当時の記憶が蘇るような物語を聞くと、
全身に鳥肌が走る。

大量虐殺が行われていた
「キリング・フィールド」では、
そこまで不快感を感じることは少なかったのだが、
もともと学校だった場所が、
罪のない人々の収容所になった
「トゥールスレン・ジェノサイド・ミュージアム」は、
終始いやあな感じがして、
建物の中をじっくりと見学することができず、
軽く建物を覗いては、外でレコーダーを聞いていた。

26歳のカポさんは、とても強く、
レコーダーの解説を丁寧に聞きながら、
解説の順番に沿って建物を観て回っていた。

帰り道のトゥクトゥクで、
「不快感が強くて、外でレコーダー聞いていた」と
話をすると、
「わたしも、居心地がよくなかったよ」
「特に、2階のあの場所は、中にいられなかった」
ぼくもそう思っていた。
全く同じ場所で、居心地のよくない感情が
湧いていて、不思議だった。

そのあと、ドラゴンくんと合流して、
ナイトマーケットに行き、みんなでご飯。
「イカのきゅうり巻き」を勧められたけど、
「お腹が心配だから、食べない」と断った。
カポさんは、あっさりと食べていたが、
ドラゴンくんは一口食べて、
「ヒロ、これは、やめたほうがいい」と言って、
外に出していた。
「大丈夫だよ」と笑うカポさん。
女性はつよい。いや、カポさんが強いのか?

突然ですが、話はベトナムに変わりまして、
ホーチミンシティーで働いている
ベトナム人の友だちは、
韓国人の上司が理由もなしに、
常に怒っていることが不快で、
仕事にストレスを感じているのだと言う。
うん、それはそれは不快ですよね。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい
1日を。
国は違っても、にんげん不快に思うことは一緒だ。

このときの場所/カンボジア プノンペン
現在地/ラオス ルアンパバーン

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