1986年4月26日に起きた
チェルノブイリ原発事故。
4号炉が動作実験中に制御不能となり爆発。
原発半径30キロ圏内が居住禁止区域となった。

第二次世界大戦中、広島、長崎で被爆し、
2011年に東日本大震災によって
原発事故を起きた日本は他人事ではありません。

ウクライナのキエフで、
チェルノブイリ博物館に行ってきました。
2階建てになっているのですが、
1階の展示はすべて日本の原発事故に関してです。

ぼくにとって印象的だったのは、
チェルノブイリ原発事故が起きたすぐあとなのに
政府が危ないのを気づいていたにもかかわらず
近くの場所でのお祭りを止めなかったこと。

そのお祭りの写真を見ると、
多くの子どもたちも参加していて、
後にどれほどの影響があったのか気になります。

チェルノブイリ原発に関わっていた
スタッフの写真が飾られていたんですが、
亡くなった方には放射線マークがついています。

事故のあと、チェルノブイリの清掃や、
消火によって亡くなった方々がいます。
この人たちの尊い命によって
被害が広がらなかったのは確かです。

でも、彼らのことをヒーローと言って、
賞賛しすぎるのもどうなんだろう?と思った。

あらゆる映画には自分の命を犠牲にして、
人類の命を救うようなヒーローが登場します。
彼らの姿は、劇的でかっこいい。

でも、ほんとうは、ヒーローのいらない世界を
ぼくたちはつくるべきなんじゃないかなあ。
そんな世界をどうつくったらいいのかという
細かな道がのっている地図はありません。

ただ、ヒーローがいなくても、みんなが
たのしく生きていけるような世界を、
知恵と工夫でつくっていう方角に向かって
コンパスを使って歩いていったほうが
いいんじゃないかと、ぼくは思います。

そのために、原子力発電は必要なんでしょうか?
原子力発電なしに生きていくことはできないんでしょうか?

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
よりよくして、わるくをすくなくする。

このときの場所/ウクライナ キエフ
現在地/日本 埼玉

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