フランスの文化をフランス人に教える日本人

サンテティエンヌにいたときのこと、
ホステルでサンテティエンヌに住んでいる
日本人のおじさまに出会った。

ぼくが泊まっていたところは
小さなバーもやっているホステルで、
その男性か飲みにきたときに
ぼくがたまたまホステルのキッチンで
夕食をつくっていた。

ホステルの女性と親しげに会話をしてきる
おじさま。きっと常連さんなのだろう。

「わたしの知ってるに日本人は彼だけよ」と
その男性をホステルの女性が紹介してくれた。

サンテティエンヌで日本人の男に会うのも
めずらしいと、「ビール飲む？」と、
ビールをごちそうしてもらった。
（フランスには、日本人男性よりも
日本人女性のほうが多く住んでいるらしい）

聞くと、フランスでレストランの
オーナーをやっていたようだ。
年齢は６０後半。
大阪万博に潜り込んだことをきっかけに、
料理人としてフランスに来たらしい。

「今は、ゆっくりされてるんですか？」
とぼくが聞くと、
「ぜんぜん、忙しくって、忙しくって」
とおじさまが言う。

オトコは忙しいほうがかっこいいと
思っているところがある。
「また、またー」とこころの中で思ったけど、
聞くと、ほんとうに忙しそう。

どうやら、最近はフランス人にフランスの
歴史や料理について、教えているらしい。
携帯電話に入ってる写真を見せてもらうと、
フランス人といっしょにレストランで
食事をしながら、話をしているようだ。

日本人が、フランスでその国の歴史について
語るなんて、そんなことできるんだね。

考えてみれば、日本人より日本のことに
ついてくわしく語れる外国人が芸能界でも
活躍している。
勉強すれば、なんとかなるんだ。

もう、おじさん、おばさんだから歳とって
無理と言ってる人に教えたい、
カラダは衰えても、脳は続けて
使っていれば衰えないみたいですよ。

歳をとっても、勉強だね。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい１日を。
歳とって、下向いてる未来の自分にも教えてあげたい。

このときの場所／フランス サンテティエンヌ
現在地／ウクライナ キエフ

にほんブログ村の「旅行ブログ」に参加しています。
よかったら、「見たよ」のあかしに、世界一周バナーをクリックして下さい。
　１日１回のクリックが応援になる仕組みです。
バナーをクリックするだけで投票完了です。