ザンビア側のビクトリアフォールズに行ったとき、
チケットを買い、エントランスをくぐるとすぐに
「ガイドをつけないかい?」と、
ビクトリアフォールズのオフィシャルガイドの
男性が話しかけてきた。

お金をもってないバックパッカーのぼくは
「お金もってないから、遠慮します」と言う。
「でも、金額はあなた次第でいいんだよ」と
ガイドの男性が言う。

「それでも、ぼくはあなたの仕事を
リスペクトしてるんで、もしガイドしてもらったら、
それなりにお金を支払わないといけないでしょ。
ノーセンキュー。」とぼくが言う。

すると、リスペクトにうれしかったのか、
案内板をバックに、滝のことや、
どうやって歩くのがいちばん効率的かを
お願いしてもないのに、喋り出した彼。

ぼくは、彼に一銭も払っていない。
払ったのは、敬意だけ。
相手のしていることに敬意をもつことで、
人はここまでよろこんでくれるのだ。

1993年に放映されていた
ドラマ『ひとつ屋根の下』では、
江口洋介さん演じる一家の大黒柱のアンちゃんが、
「そこに愛はあるのかい?」とよく言っていた。

初対面でも、いつも一緒にいる人とでも、
触れるとき、コミュニケーションをとるとき、
「そこに敬意はあるのかい?」と
自分自身に問いかけてもいいかもしれない。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
敬意も、「ありがとう」と同じでタダだしね。

このときの場所/ザンビア リビングストン
現在地/日本一時帰国

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