ブッタガヤで、ヘナで自分の髭と髪の毛を
オレンジ色に染めているインドの渋いおじさんが
「昔に比べて、全然日本人がブッタガヤに来ない」
「昔はバスで僧侶がたくさん来てたんだけどなあ」
なんて喋りかけてきた。

そうそうそうでした、ここは仏教にくわしくない
ぼくみないな人が来る観光地じゃなくて、
仏教に精通した僧侶のほうが来たいと
思える場所でした。

ぜんぜん関係ない話だけど、
そのおじさんの髪の毛は白いから
キレイにオレンジ色に染まるんだって。
黒髪だとオレンジ色にならないんだと。

ブッタガヤには、インド、中国、タイ、ブータン、
バングラデシュ、チベット、日本など、
いろんな国のいろんなお寺があって、
それぞれのお寺を廻りながら
各国の違いを見るのがたのしい。

日本のお寺の外観は、
装飾を一切削ぎ落としたデザインだけど、
他の国はお祭りのように派手なデザインが多い。
チベットのお寺の中で演奏されてた音楽は、
中1はじめたての吹奏楽部かのように
各々が好きなボリュームで演奏をしていて
騒がしかった。

仏教という共通する部分でつながっていて、
それぞれが全然違う仏教の見た目なんだけど、
それに対して「あーだこーだ」言わずに
同じ街にあるのは、おもしろい。

ぼくは、シッダールタが悟りをひらく前に
苦行をしていたという洞窟に行った。

そこの洞窟の前では
サリーを纏ったインド女性たちが手を叩きながら、
歌って、踊っていて、とても楽しそう。
アーティストのライブで手を左右に振るように
ダンスする女性もいる。

ぼくにとって仏教は、新年の鐘つき、
お線香、お墓で、静かなイメージだったけど、
歌って、踊ってっていう明るい仏教もあるんだね。

またまた、道がそれるんだけど、
アメリカのポートランドに泊まったとき、
宿泊先のホストが好きなことわざに
こんな言葉があった。
ぼくはこのアフリカのことわざが好きなんです。
「歩けるなら、踊れ。話せるなら、歌え」
ねっ、いいでしょ。
日本には、「踊るアホに、見るアホ、
同じアホなら踊らなソンソン」って言葉もあるね。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
歌っても、踊ってもいいんだぞ。と自分に言う。

このときの場所/インド ブッダガヤ
現在地/ネパール

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