北ミナハサのワルガ

タンココから空港へ送ってもらうときに、
車を運転してくれたおじちゃんが
「ワルガって知ってるか？」と言って、
「知らない」と答えると、
「じゃあ、見せてやるよ」と
時間がないなか、車をブンブンと飛ばして、
「ワルガ」のある場所に連れてってくれた。

片側１車線の道にもかかわらず、
何度も何度も前の車を追い抜くもんだから、
対向車線から、でっかいタンカーが来たりと、
ドキドキしっぱなし。

そんなこんなで行ってみると、「ワルガ」とは、
石造りの棺桶、つまりお墓のようです。

これらは、北ミナハサで４００年前に造られたもの。
それぞれ異なる場所に散らばっていた石棺を、
勝手に集めてしまったみたい。

土に埋まっているのではなく、
石棺の中に亡くなった人が入っているようです。
勝手に集められて、中の人、どう思っているんだろう。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい１日を。
人生いろいろ、お墓もいろいろ。女だっていろいろ咲き乱れるの。

この時の地点／北ミナハサ

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