何をしゃべり、何をしゃべらない

男性よりも女性のほうがが長生きというのは、
日本だけでなく、世界的な傾向となっている。

うそか、まことか、
女性のほうが長生きする理由の１つとして、
「女性のほうが、男性よりもおしゃべりだから」
健康にいいのだ、と聞いたことがある。

「ほんとう？」と、異議申し立てる気持ちもわかるし、
ぼくの周りには、おしゃべりな男友達がいるし、
あまりしゃべらない女性も知っている。

だからって、みんなおしゃべりになろう。
ということが言いたいわけでもない。
一つは、あまりしゃべらない人にも、
何かしら思っていることはあるぞ、
ということが言いたいのでした。

それは、ただ言いたくないのかもしれませんし、
相手を傷つけないためかもしれませんし、
自分を傷つけないためかもしれません。

もちろん、会議中に何も考えてないで
発言をしない人にも考えてることがあるんだ、
と保護する気もありません。
そこの会議でアイデアや意見が求められていれば
しゃべることがお仕事なのです。

子どもを叱る親が「しゃべらないとわからないよ」
と言う場面では、子どもにも何かしらの想いがあって
なにかしらの状況でしゃべらないのです。

何を言って、何を言わないか、
みんなの中にはどんな基準があるのだろう。

ある人には、上司にそんなことよく言えるねえ
なんてことを思ったり、
ある人には、そんなに不満を溜め込まないないでいいのに
なんて思ったりもする。

そんな溜め込んでいるひとに、
よくよく聞いてみると、
心の中を話してくれることがある。

あるひとには、かんたんに言えないことが、
ちがうひとには、言えたりするというの、
日常にある小さな希望である。
そんなひとが、ひとりでも周りにいることで、
あなたの寿命が延びるのですからねえ。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい１日を。
全然まとまっていませんが、
こんなことについてしゃべりたくなったのです。

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