リリー・フランキーさんが『ボクらの時代』で、
内田裕也さんは、ロックな様相とは裏腹に、
ものすごく気遣いのできる方だとて話していた。
リリーさんと裕也さんが一緒に飲んでいるときに
「そっち飲んでるか、そっちお酒あるか」と
周りに対して気配りをする裕也さんにリリーさんが
「なんでそんな気遣いできるんですか?」と聞くと
「気遣いできなくなったら、おわりだろう」と答えた。
そのときこのことをリリーさんは、
ロックンロールの和訳を聞いた気がすると話す。
ロックンロール=気遣い
一見、唯我独尊かのようなロックンロールでさえ
聞くものに対する気遣いが必要だ。
それは観客があって成立するものだから。
最初はこの曲で盛り上がるかなあ、この曲好きかなあ、
この曲の順番がいちばんいいんじゃないかなあ。と考える。
観客への気遣いがあって成立するのは、
なにもロックンロールの世界だけではない、
血を流す勇ましいプロレスの世界だってそうだ。
外国人のレスラーが「観客をjack offさせてやったぜ」
と言って控え室に戻ってきたという話を聞いたことがある。
自分たちの試合で、観客をイカせたという意味だ。
彼らのようなプロのレスラーは、
対戦相手を見ているようで、意識は観客にある。
気遣いという言葉は、人によって、
心配りだとか、配慮だとか、親切だとか言う。
愛なんて言葉を使う人もいるだろうね。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
出発点は、そこに気(気持ち)があるかですよね。
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