日本は、憲法がつくられて以来はじめて、
憲法改定に向かって動いている。

変えること自体は、わるいことではない。
ただ、なぜ変えるのか、
何をどう変えるのか、
変えることによって未来はどう変わるのか。
少なくとも、この3つに国民が納得してから
憲法を変えてほしい。

憲法を一度も変えたことのない国、日本。
一方で、憲法を何百回も変えている国がある。
(インターネットで検索しても正確な数字は
わかりませんでした。
ご存知の方は教えてください)

それがメキシコ。

メキシコのカンクンの宿にいた日本人のおじさんが、
「ああ、この大統領候補、不祥事ばれたか〜」と
嘆いていたので、この人なら、
なぜメキシコが憲法を何度も変えるのか、
知ってるかもしれない、そう思って聞いてみた。

「メキシコって、なぜ何度も憲法を変えるんですか?」

「議員が、やることないからだよ」
おじさんが言う。

えっ、そんな理由で変えられたら、
たまったもんじゃない。

「たまに変えたことが、機能することもあるけどね」
おじさんが言う。

おじさんが言ってることが的を得ているかは
わからないけど、この話を聞いて、
単純に変えればいいってもんじゃないことはわかる。

オバマさんが大統領選挙のときに掲げていた
メッセージ「CHANGE」って、
なんかカッコよさげだけど、
よく変わるのか、わるく変わるのか
どちらに動くかが重要なところだ。

なぜ変えるのか、何をどう変えるのか、
変えることで未来はどう変わるのか。
3つとも大事だけど、特に3つ目の
「変えることで、未来はどう変わるのか」が
中でも大事だとぼくは思っている。

憲法を変えることで、
どこかの国の正義になったつもりで、
ちがうどこかの国の悪にならないことを願う。

正義のような桃太郎が殺した鬼の子どもは、
桃太郎のことを憎んでいる。
戦いの悪循環に入り込まことだけは避けたいね。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
想像力をもって。

このときの場所/メキシコ カンクン
現在地/ニカラグア グラナダ

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