ウガンダの赤道に行った時のこと、
赤道の上で、アフリカ人夫婦と思われる
ふたりの写真を、彼らの携帯電話で撮ってあげた。
男性は笑顔だが、なんだか女性は、
あまり笑顔ではない。

「YOU、車あるのか?」と男性に聞かれ、
「バスでカンパラまで戻る」とぼくが言うと、
「じゃあ途中まで乗っけてやるよ」と男性が言う。
「ありがとう」と4人乗りの乗用車に乗ることにした。

車を15分くらい走らせると、
奥さんと思われる人が助手席から降りた。
寂しげな表情を浮かべている。
別れ際に、男性が女性に紙幣を手渡す。

「前に来いよ」と男性が言うので、
後部座席から助手席に移動した。

「なんでここで降りたの?」と
ぼくが男性に聞く。

「彼女はセカンドワイフなんだ」男性が言う。

はああ、すべてのことがガッテン承知の助。
写真撮影でも笑顔を浮かべず、
お別れのさいにお金を手渡す。
これが、一夫多妻制のリアルだ。

彼は、アフリカの最南端である、
南アフリカで働いているのだと言う。

奥さんは、ルワンダ出身なんだけど、
ウガンダのほうが手続き上かんたんだから
ウガンダに家族と一緒に住んでいるんだと。

エジプトにいるときに、
一夫多妻制があることは、聞いていたけど、
セカンドワイフをもつ男性にははじめて会った。

「彼女はセカンドワイフなんだ」と言う彼は、
まったくもって悪びれていない。
当たり前のように口にしていた。
それが文化なんだ。

車を何十分か走っていると、
「オレが経営しているBARに寄ってけよ」
と彼に言われて、拉致られるか怪しんだけど、
スプライトを奢ってくれる、やさしい人でした。

さすが、奥さん2人いるだけあります。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
今の時代は、奥さんより、隣さん?
それじゃあ、お隣さんになっちゃうか。

このときの場所/ウガンダ
現在地/メキシコ グアナフアト

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