混沌としたエルサレムを歩いていて、
目につくのは、女性の兵士だ。
イスラエルには女性も男性も関係なく、
2年間の兵役が課されている。
おそらく、イスラエルだけなんじゃないかなあ。
で、もっともっと目に入るのが、
黒のハットに黒いスーツを着た
ユダヤ教の超正統派「バレーディ」と
呼ばれる人たちだ。
ぼくは、この超正統派のファンになった。
嘆きの壁に、3回も通ってしまった。
黒いスーツを着て祈る姿はかっこよくて、
雨がふっているときにハットにかぶせる袋は
クラゲのようでかわいい。
タイヤのようなかたちをしたハットを
かぶっている人もいる。
彼らの魅力は、見た目だけじゃない。
中身や、生き方もおもしろい。
群れない、孤立を愛する生き方をしている。
こちらが笑いかけても、笑顔を全く見せないし、
他のユダヤ教とも仲良くしないのだという。
彼らのほとんどは仕事をしていない。
祈ることで、国からお金をもらっている。
少ないお金でやりくりしなければいけないのに、
子どもをつくることがいいことという概念がつよく、
5人兄弟・姉妹が当たり前のようにいる。
今までは、兵役を免れていたみたいだけど、
2017年から彼らにも兵役を課すか、
イスラエルで議論になっているのだという。
彼らは、「ぼくらが祈ることの価値は、
兵士になる価値以上だ。」的な発言をしていて、
とっても強気。とっても面倒くさーい。
でも、嘆きの壁で祈ったあとに、
バスを逃すまいと走る姿は、
決して運動が得意なようには見えなく、
かわいく思えてしまう。
そんな、群れない、かっこいい、かわいい、
強気でめんどうな超正統派の写真です。
どうぞ。
最後の写真の車に乗ろうとしてるおじさまは、
超正統派のカリスマっぽいです。
超正統派の若い人たちが握手を求めてました。
「あっ、この人は、、」とわかる人は、
相当な超正統派マニアですね。
って、いないか。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
もみあげが、またいい味だしてるでしょ。
このときの場所/イスラエル エルサレム
現在地/マダガスカル アンダバドアカ
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