ミャンマーの南のほうにある、
ゴールデンロックに行ってきた。

あいにくのお天気さまで、
トラックで山の頂上に着くと、
真っ白な霧に包まれていて、
天国か地獄の入り口のような景色だ。
想像であって、見たことないけどね。

神聖な場所のため、
ゴールデンロックのある場所まで裸足で歩く。
裸足で歩いていると「あぶない、あぶない」、
神聖な場所なんだけど、
うんちが点々としているじゃありませんか。
もはや、これはうんちじゃなくて、
「運治」と呼ぶことにしよう。
この漢字であれば、踏んだとしても、
ありがたい感じするでしょ。しないかな。

白い霧に包まれた場所を裸足で歩いていると、
いつの間にか、地元の人や子どもが
サンダルを履いて生活をしているところまで
来てしまった。
地べたは、泥でベトベトしていて、
裸足で歩けたもんじゃない。
でも、靴は入り口に預けてしまった。
気づいたら、地元の人の生活区域まで
歩いて来てしまったようだ。

地元の人に場所を聞いて、戻ってみると、
ゴールデンロックありました。
ほんとうに、落ちそうで、落ちない、
不思議なバランス。

インターネットで調べると、
ブッタの頭髪がこの奇跡的なバランスを
支えているのだという。
ミャンマー人にどこに頭髪があるのかを聞いたら、
石の上にある結婚式のケーキのようなかたちの、
一番下の段にあるのだと。

ゴールデンロックの落ちそうで、
落ちないっていうのは、魅力だ。
落ちてしまえば元も子もないんだけど、
完全に安定する場所にあったら、
こんなにも魅力を感じないだろう。

これは、いろんなことにも言えるよう気がする。

恋愛だって、「好きです」
「付き合ってください」と言って、
「はい」と確実に言われる状態は、
きっと、おもしろくない。

スポーツだって、
「このチームには確実に勝てるだろう」
という相手と戦って勝つのは、おもしろくない。

仕事だって、
「こんなの目をつぶってもできるわい」
という仕事が続くのは、おもしろくない。

できるかなー、できないかなー、
どっちかなーの状態で、
できるのがいちばんおもしろいのだ。

そんなこと言って、できなかったどうするんだって?
また練習してチャレンジするしかないよね。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
どちらに転ぶかわからない状態は、ドキドキする。

このときの場所/ミャンマー ゴールデンロック
現在地/ミャンマー→インド

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