ヤンゴンからバガンへ移動するバスで
友だちになったフィンランド人のアニーちゃんと
ごはんを食べていて、彼女がこんなことを言った。

「ミャンマーの小さなレストランで、
ドイツ人の夫婦旅行者が、氷のこととか、
料理のこととか、あらゆることに文句を言ってて、
いやな気持ちになったの。
自分の国のような快適を味わいたいなら、
ミャンマーに来なければいいのにね」
というような話だ。

本当にレストランのサービスが
わるかったのかもしれない。
この夫婦の状況がわからないので、
なんとも言えないが、ミャンマーは、
まだ高い仏塔の上に物を届けるのにも、
竹にくくりつけた紐を引っ張って持ち上げる国、
ドイツに比べたら、まだまだサービスや商品が
洗練されているわけではないだろう。

あらゆる違いに対して、文句をつけられる。
「なんで、こうじゃないんだ」
「なんで、わたしたちと違うんだ」と。
でも、これって逆のことも言えるんです。
文句を言うんじゃなくて、
あらゆる違いに対しておもしろがることもできると。

「なんで、この料理を、おいしいと
思うのだろう(不思議でおもしろい)」とかね。

これは、ぼくが『MONKEY CLIMB』
トップページの目に入る場所に記している
「You are wonderful. We are the same.
We are different」という言葉と関連してて、
ぼくたちは同じところもあったり、
違うところもあったりする。
だから、おもしろい。
だから、あなたは、すんばらしいんだ。

英語として、あっているかわからないけど、
そんな気持ちを込めてこの言葉を綴っている。

25歳の女性、アニーちゃんによると、
フィンランドでは、混浴のサウナがあって、
サウナに裸の男性がいても、
彼女は気にせず裸で入れるのだと言う。

日本にも、混浴のお風呂はあるけど、
実際に裸で入っている女性は、
地元のおばちゃんだったり、
おっぱいの垂れたおばあちゃんが多いと思う。

「なんで大丈夫なの?」って聞いたら、
「サウナはそういう場所なの」という
やや強引な理由だけど、そういことらしい。

「じゃあ、フィンランド人はきっと、
みんなオープンマインドなんだね」と言ったら、
そんなことはないと言う。
お酒を使って本音をはいている人が多いんだって。
なんだか、日本と似ているような。
どちらも、おもしろいなあ。

違いも、同じも、軽蔑したり、
恥ずかしがったりせずに、おもしろがりたい。
まだまだできているかはわからないけど、
ぼくは、そうありたいと思って
トップページに綴っている。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
違っていて、同じているから、おもしろい。

このときの場所/ミャンマー バガン
現在地/インド アーグラ

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