旅をしていると、『MONKEY CLIMB』では
あまり書かないようにしている、
いやなこともあるもんで。
いやなことを読んでも、楽しくないもんね。
ベトナムのハノイから、
ラオスのルアンパバーンに移動するときも、
直通で27時間と聞いていたのに、
「いいから、これに乗れ」と言われ、
ヴィエンチャン行きのバスに乗せられ、
結果、37時間もかかった。
距離のイメージとしては、
韓国から東京に行きたいのに、
一度名古屋に連れてかれる感じでしょうか。
置いていかれるといやので、バスに乗ったけどね。
バススタッフの対応もわるく、
スタンプ代と言われお金を支払ったのに、
再度、国境の窓口で支払いを要求され、
「スタンプ代を返して」と言っても、
「知らない、あっちいけ」という感じだ。
しまいには、1ドル札を机に投げつける。
小さなイヤなことに心がもっていかれる。
で、そうそう、自分の怒りを
ここに書こうと思ったんじゃなかった。
何が言いたかったのか書きますね。
ベトナムの友達とホーチミンで会っていたときに、
彼女が自分の上司にイライラしていたので、
「あまり上司のことを考えすぎないほうがいいよ」と
アドバイスをして、
彼女は「わかってるんだけどね」
と言ってくれていたが、
これは今考えるとあまりいいアドバイス
じゃなかったなあ。
ムカムカ、イライラしているときは、
何かに夢中になっていない限り、どうしても、
ムカムカ、イライラの矛先を考えてしまうのだ。
友だちには、ああアドバイスしていたぼくも、
バスの中でムカムカ、イライラしていた。
じゃあ、こういうときに
どうすればいいのかって思うでしょ。
ぼくが思うに「人間」っていう科目だと
考えてみてはどうだろうか。
国語、算数、理科、社会、人間。
みんなが好きな図工、体育、家庭科も忘れてないよ。
ムカムカ、イライラしたとき、
「人間っていうのは、こんなことをされると
いやな気持ちになるんだ」という
人間理解という科目と考える。
じゃあ自分は、できるだけ
それをしないようにしようとね。
バスの場合だと、嘘をつかれるとき、
何を言っても相手にされないとき、
お金を投げつけられたとき、とかね。
俳優さん、演出家、監督なんかだと、
あえてそれを役に取り入れることもできる。
ムカムカ、イライラさせることが上手な俳優さんは
ずっと前から「人間」っていう科目を
取り入れてるんじゃないかな。
とは言っても、お風呂に入って、
寝て忘れるのが1番だったりもするよね。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
日本にはバスタブという最高のリラックスアイテムがある。
このときの場所/ラオス ルアンパバーン
現在地/ミャンマー
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