今週は、勝手に永六輔さんWEEKというとで、
著書『変じゃありませんか?』から、
コトバをお借りして、いろいろと考えてみたいと思います。

どうしてボランティア活動をするんですかというので「ストレス解消のために」と言って批判されてしまった。「助ける人は助けられる」という言葉がある。人類愛にめざめてボランティアをやる人もいるし、ストレス解消でやる人もいる。ぼくが自分の健康のためにボランティアをやるのがどうして批判されるのかわからない。変だと思いませんか?

どうですか?変だと思いますか?

ぼくはボランティアに参加する動機は、
なんだっていいじゃないかという考え方です。
もし、助けられる側の人が本当に助けが必要であれば、
少しでも手を貸してもらえることは、
ありがたいはずなんです。

批判した人は、助けられる側でなくて、
おそらく、助ける側の人かなと思います。

酔っ払っていて完全には覚えていないんですが、
何人かの友達と一緒に飲んでいた時に、
ひとりの友達が、結婚相手との出会いを恥ずかしそうに
モジモジと小さな声で「合コンで出会った」と言いました。
すると、女性の友人が「はじまりは、何だっていいじゃん」と
気持ちいいくらい強く言いのけたのです。

ああ、かっこいいなあと思ったのを覚えています。
結婚した2人が今幸せな状態でいるなら、
はじまりが何であろうと、どうでもいいのです。
出会いがナンパだって、SNSだって、ストーカーだって、
なんでもありです。ストーカーはあまりよくないか...

シカゴ・ブルズを6度の優勝に導いた
バスケットボールの神様、マイケル・ジョーダンだって、
バスケをはじまた理由は、女の子にモテるためでした。
世界中の子供たちに夢を与えるためとか、
そんな崇高なものではありません。
でも、その動機(はじまり)がなければ、
ぼくらはジョーダンのプレーを観ることができませんでした。
ありがとう、ジョーダンにきっかけを与えてくた女性よ。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
崇高でなくても、状況がよくなるのであれば、いいじゃない。