ストックホルムの人通りがあるところで
似顔絵を描く
バスキング(投げ銭)をしていると、
とつぜん雨が降ってきた。
ぼくがあたふたしていると、
通行人のひとりが足を止めて、
ぼくの描いた絵が濡れないように
雨から守ってくれた。
「今のうちに、片付けな」って。
彼は傘をさしていない。
彼自身も濡れるなか、
Tシャツの裾を広げて、
ぼくの描いた守ってくれている。
「ありがとう」そう言うと、
ニコッと笑って、去っていった。
まさに、「惚れてまうやろー」だ。
ぼくが女の子なら、
そこまでやさしくしてくれるなんて、
わたしのこと好きかもと完全に勘違いしている。
スウェーデン女性の絵を描いたら、
うれしそうに去っていた。
その後
「あなたの絵は払ったお金より価値がある」と言って、
おやつと飲み物を買って帰ってきた。
何分か話していて、
もしかしたら彼女は
ぼくのこと好きなんじゃと思ったけど、
ぼくが描いたのは
彼女と彼女のカレシの絵だと思い出し、ふと我に帰る。
バスキングで描いた似顔絵です。
パナマからいらっしゃった方からは、
ハチドリを描いてほしいというオーダーがありました。
ハチドリが大好きなんだって。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
勘違いさせるほど、やさしいふたりでした。
このときの場所/スウェーデン ストックホルム
現在地/日本 埼玉
日本に帰ってきて、ウェブマガジン「The U」をはじめました。
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