パナマのパナマシティから飛行機を使って
コロンビアのメデジンにやってきた。

到着した日は、コロンビア対フランスの
サッカーの試合、そして中継があったため、
黄色のユニフォームを着てテレビを観ながら
レストランで応援している人がたくさんいる。

コロンビアが見事、フランスから勝利を収めると
宿のスタッフのお兄さんも、ラッパのような
応援グッズをもってパフパフと大騒ぎ。

同じ部屋には日本人の女性がいた。
それぞれの変な家族のルールの話になって、
彼女の家にも他の家庭にはない、
ちょっと変わったルールがあった。

それは、お父さんが車で飲み屋に行って
お酒を飲んだとき、運転代行を呼ぶのでなく、
お母さんを家から呼ぶのだと言う。

ここまでふつうの家族と同じかもしれないけど、
それが、家族なのに有料なんだと。
運転代行よりちょっと安いということで、
お父さんはこのお母さんのサービスを
不満に思うことなく利用しているらしい。

さらには、お母さんは、
以前に「もう離婚してやる」と言っていて、
離婚後の資金を運転代行で稼いでるんだと。
ああ、おもしろい家族だなあ。

それ以外にも日本人の女性と、
日本人の自殺が多いという話にもなり、
「日本はデブにもきびしいですからね」
という意見が彼女の口から飛び出した。

どうやら、カナダではデブに寛容なんだと。
カナダでは太っていることを誰もいじらない。
日本ではどうだろう。
寛容のなさが自殺に繋がってるんじゃないか
というのが、彼女の持論だ。

コロンビアもデブに寛容的に見える。
そのひとつの理由が彼にあるんじゃないかな。
コロンビア メデジン出身のアーティスト
「フェルナンド・ボテロ」さんだ。
彼は太った人の絵画や彫刻を作ってきた。

ボテロさんの作品に囲まれて暮らしていると
「デブでもいいじゃん、デブってかわいいじゃん」
と、デブを肯定的に思わせる魅力を放っている。

ご本人いわく、彼の作品は、デブではなく、
「ボリューム感のある」という、
表現が適切なんだとか。
これは、デブよりもすてきな言い回しだ。

前置き長くなったけど、ボリューム感のある
フェルナンド・ボテロさんの彫刻作品です。
どうぞ。

コロンビア メデジン フェルナンド・ボテロ

コロンビア メデジン フェルナンド・ボテロ

コロンビア メデジン フェルナンド・ボテロ

コロンビア メデジン フェルナンド・ボテロ

コロンビア メデジン フェルナンド・ボテロ

コロンビア メデジン フェルナンド・ボテロ

コロンビア メデジン フェルナンド・ボテロ

コロンビア メデジン フェルナンド・ボテロ

コロンビア メデジン フェルナンド・ボテロ

コロンビア メデジン フェルナンド・ボテロ

コロンビア メデジン フェルナンド・ボテロ

コロンビア メデジン フェルナンド・ボテロ

ボテロの彫刻のある公園の周辺を歩いていると、
こんなボリューム感のあるマネキンがいた。
ここは、ボリューム感のある人にとって、
アウェイではない。完全なるホームだ。

コロンビア メデジン フェルナンド・ボテロ

コロンビア メデジン フェルナンド・ボテロ

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
渡辺直美さんもボリューム感のある人だよね。

このときの場所/コロンビア メデジン
現在地/パラグアイ

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