クロザルの群れを追いかけていると、
タンココ自然保護区の森のなかにトラップを発見。
地元の人間が、ブタや野ネズミを捕獲するために
仕掛けたものだという。
そんなトラップにクロザルがひっかかることもある。
クロザルはミナハザという場所で
食用にもなるということから、
現金を得るために売りとばされてしまう。
親をなくした赤ん坊は、ペットとして売られる。
ミナハザにはモンゴル系の人々が住んでいて、
犬、猫、サル、ねずみなどなど、
なんでも食べる習慣が昔からあるのだとか。
ウソかまことか、古くは人間も食べていた
というではありませんか。
トラップは、その場所に足(体重)をかけると、
紐が「ビヨーン」と伸び上がり、
動物の足が釣り上げられる仕組みになっていて、
木を組み合わせてつくられている。
ガイドのマービンが、
「(クロザルを守る団体への)いいお土産になる」
と言いながら、トラップの紐を淡々とはずしていく。
ぼくもトラップの場所に、木の枝を思いっきり
突き刺して、トラップを外すのを手伝ったのだが、
紐が釣りあがる音「ビヨーン」に心臓がドキドキ。
なにを隠そう、大きな音に弱いのです。
飛行機のなかでトイレの水を流すときの音
「ズッコーン」に、子どもの頃からドキドキしてしまう。
クロザルはトラップに気づいているのか、いないのか、
トラップの近くにちょこんと腰掛けながら、こちらを見ている。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
みんなの目と口で、止められることもあるのでは。
この時の地点/タンココ自然保護区
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