ひとには、いろいろな癖がある。
腕組みをする癖。
鼻をさする癖。
髭をさわる癖。などなど
ひとの数ほど、癖は存在する。
癖辞典をつくりたいくらい。

『坊ちゃん』、『我輩は猫である』、『こゝろ』
明治の大文豪である夏目漱石さんにも、
ついやってしまう癖がありました。

それは、鼻毛をぬく癖だ。

作品を書くのに息づまると、鼻毛をぬいては、
原稿用紙の欄外に一定間隔に並べていたという。

まさか、あの、夏目漱石さんがねえ。
そして、そんな夏目漱石さんは、聖徳太子、
伊藤博文さんに続いて千円札の顔になりました。
今では鼻毛の件が判明したため、
野口英世さんにバトンタッチしました。
それは冗談です。

ヘンな癖をお持ちのお宅の息子さん娘さんも、
ヘンな癖をお持ちのあなたの彼氏さん彼女さんも、
ヘンな癖をお持ちのあなたの旦那さん奥さんも、
千円札の顔になる可能性はゼロじゃない。
癖くらいで、ひとは判断できないですね。

一説には、漱石さんの弟子、内田百閒さんが、
鼻毛のついた原稿を保管していたようですが、
空襲によって焼失したといいます。
ああ、実物を見たかったなあ。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
あなたはどんな癖を持っていますか?
ともだちに聞いてみてください。