今週は、『勝手に梅棹忠夫さんWEEK』というとで、
小長谷有紀さんが編集した『梅棹忠夫のことば』から、
コトバをお借りして、いろいろと考えてみたいと思います。
現地で、実物をみながら本をよむ。わたしはまえから、これはひじょうにいい勉強法だとおもっている。本にかいてあることは、よくあたまにはいるし、同時に自分の経験する事物の意味を、本でたしかめることができる。
実物を見ながら本を読むこと、というように、
働くひとは、実践をしながら本を読むこと、
スポーツをするひとは、実戦をしながら本を読むこと、
調べるひとは、実験をしながら本を読むこと、
これが大事なことのようです。
むかしの自分がウソかのように、
成長して、本のことを好きになったぼくは、
なにも実践しないで、本だけを読んでいたことがある。
それでは、本は生かされない。
そして、頭でっかちになってしまう。
本が生かされるときは、
現場と本を、いったりきたりしたときだ。
現実から解放されるために本を読む。
そういう読み方もあっていいですけどね。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
本を生かすかどうかは、自分次第ですね。