家族で近くの銭湯に足を運んだのだが、
露天風呂に浸かっているおじさんたちが
とても幸せな顔をしているのです。
おじさんたちの表情は、まるで
地獄谷野猿公苑の温泉に入って
「ごくらく、ごくらく」と感じているサルのよう...
うーん、人間をサルに例えるのも変ですねえ。
おしっこが漏れそうなのに、ずっとガマンしていて
ついに、できた時のような表情をしているのです...
うーん、温泉でこの表現はきたないですねえ。
兎に角、普段は怖そうなガテン系のおじさんでも、
今なら鼻に指を入れても怒られなそうな
仏のような表情をしているのです。
おじさんたちの毒が抜けていくような表情を見て、
世界のみんなが、温泉に毎日入ることができたら、
きっと世界は平和になるんだろうなあ
なんてことをぼくは思ってしまったわけです。(甘い)
例えば、同じバスの運転手でも、
自分がなんのために働いているかという思いによって、
仕事へのモチベーションが異なるといいます。
A「私は、乗客を運ぶために運転している」
B「私は、乗客を幸せにするために運転している」
では、AよりもBのほうが仕事に対する情熱が高まります。
もし、これを読んでくれている温泉を作る人、
または温泉に関わる人がいたら、こう思ってほしい。
「私たちは、世界の平和を作っている」と。
大げさかもしれないですけど、
温泉やお風呂に入る文化は、日本人が比較的、
穏やかでいられる理由の一部を
担っているんじゃないかなあと思います。
あたたまるって、大事です。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
温泉やお風呂に浸かる文化がもっと世界に広がるといいなあ。