ブラジルには太陽みたいなお母さんが多い。

ブラジル人のお母さんと子どもたちが
話しているところを見ていると、
お母さんが中心でニコニコと輝いていて、
その光に照らされている子どもたちも
ポカポカしているように見える。

「Ruri Higa Pastelaria」のお母さんも、
やさしい太陽みたいな人だった。

友だちの親戚がブラジルのソロカバで、
Ruri Higa Pastelaria」というお店を
やっているというので行ってきました。

そこでは、チーズやひき肉なんかを
包んで揚げる、ブラジル料理の
パステルを食べることができます。

ブラジル ソロカバ パステル「Ruri Higa Pastelaria」

揚げたてアツアツのパステルは、
とろっとしたチーズもチョコも、
ホクホクのじゃがいももおいしかったなあ。

コロッケ、餃子、唐揚げ、ピロシキ、
どこの国の料理でも、揚げたてはおいしい。
揚げたてを提供する全世界のお店に
ここで拍手を送ろうじゃありませんか。

さあ、拍手がなりやまったところで、
その日は、お店に日本人の方がいて、
「よかったら、こっち来て一緒に食べませんか?」
と声をかけてもらった。
日本人と言っても、日系ブラジル人の方々。
ブラジルには、たくさんの日本人がいる。

そのなかにいたひとりの女性は、
イタリア人の男性と、日本人の女性から
生まれたブラジル人なのだという。

ブラジルでは、ブラジルで生まれたら、
両親が違う国籍でもブラジル人なのだ。
アメリカやヨーロッパの多くもそうらしい。

イタリア、日本、ブラジルといろんな国の
アイデンティティーもつなんて、
たいへんなこともあるだろうけど、
ぼくには三ヶ国の架け橋になれる逸材に思える。

お店に来たことを友だちに伝えていたんだけど
友だちのお母さんからぼく宛に電話がかかって来た。
(友だちのお母さんの姉妹ルリさんのお店のため)
「お店に寄ってくれて、ホントうれしい」
「よかったら、ルリの家に泊まっていって」
とあたたかい言葉をいただいた。

夜も遅く、こういうときのぼくには、
遠慮というもの全くもってない。
末っ子として育っただからだろうか。
「本当ですか?ありがとうございます」と言って、
ルリさんのお家におじゃまさせてもらった。

車でお店まで迎えにきてくれた、ルリさん。
沖縄なまりがかわいらしい穏やかな人だ。
旦那さんも、アマゾン川で釣りをするという
豪快で海が似合いそうなかっこいい人だ。

ブラジルにもこんなステキなお家があるのかあ
と言うようなきれいなお家におじゃまして、
夜も11時ごろに渡ったころだろうか、
一杯だけお酒をいただき、寝ようとすると、
「4時くらいになったら、仕事ででるけど
ゆっくり寝てていいからね」とルリさんが言う。

どうやら、朝はやくから仕込みをするのだと。
揚げたてを提供するわ、朝から仕込みをするわ、
ぼくのこころの中でスタンディング・
オベーションがパチパチバチバチ鳴り響く。

朝起きると、ルリさんはお家にいなくて、
旦那さんに朝ごはんと朝のマーケットに
連れて行ってもらった。
朝のマーケットには、赤いテントをはって
ルリさんがパステルのお店を出していた。

たくさんの店員さんがいるなかで、
注文を受けたものを次々に揚げていく役割を
テキパキとやっていた。
昨日とはちがうプロの顔になっている。

カメラを向けると、ステキな笑顔をくれた。
ブラジルにいる女性は今日も輝いている。

◼︎名前
「Ruri Higa Pastelaria」

◼︎住所
Rua Atanázio Soares, 2532
Vila Formosa, 18074-385 Sorocaba

◼︎電話番号
+55 15 3329-3330

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
ソロカバに行ったら、ぜひお立ち寄りください。

このときの場所/ブラジル ソロカバ
現在地/フランス パリ

にほんブログ村の「旅行ブログ」に参加しています。
よかったら、「見たよ」のあかしに、世界一周バナーをクリックして下さい。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ 1日1回のクリックが応援になる仕組みです。
バナーをクリックするだけで投票完了です。