「知識は力なり」
フランシス・ベーコンさんは言いました。
ほんと、その通りだと思います。
でも、チカラにはいいチカラも
わるいチカラもありますよね。
なので、「知識はチカラなり」でも、
そのチカラがいい方に向かうとは限らないと
ぼくは注釈を入れたい。
っていうのも、ウガンダのカヤバウェにある
赤道が通っているところに行ったとき、
小さな知識がマイナスに左右したのです。
赤道は、北半球と南半球の間にある線です。
そこの赤道の真上、北半球側、南半球側には、
それぞれ洗面器が設置されているんですが、
その洗面器に、水をためて、栓をぬいて
水の渦の方向をみると、
真上、北半球、南半球でそれぞれ違うのだという。
真上は、中央に集まるように流れ、
北半球では、左回りで流れ、
南半球では、右回りで流れるんだと。
じっさい、水を流して実験してみたけど、
正直。あまりうまくいかなかった。
でも、ぼくはこの知識を手に入れてしまった。
ここには、赤道の上に建てられた
レストランがあるので、お店に入って、
赤道をまたいで席にすわった。
すると、なんだかカラダの内側が
ヘンな感じがするぞ。
まさかこれって、ぼくのカラダの中の水分が
おかしいことになってるんじゃなかろうか。
北半球側の水分・血液が左回りで、
南半球側の水分・血液が右回りして、
カラダの中でグルグルとせめぎ合ってるのでは。
そんな、わるい気分になったのだ。
そう、知識がマイナスのチカラを働かせたのです。
知識なしでも、そう感じたのかどうかはわからない。
ただ、その知識があたまに混ざることと
セットでへんな気分になったのです。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい１日を。
もっと知識をつければ、そんな現象は
起きないとわかるのかもしれませんけどね。
このときの場所／ウガンダ 赤道
現在地／メキシコ
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