旅は一期一会なんていうけど、
道で似顔絵を描くことは一期一絵だと思っている。
エストニアのタリンで似顔絵を描いていると、
はじめての常連さんができた。
2回足を運んでくれたんです。
小雨がふるなかバスキングをやっていると、
「なにやっているの?」と、
アルバイトでチラシくばりをしている
ふたりの女の子が足を止めてくれた。
こちらから写真撮影をお願いしたいくらい、
ハリーポッターの映画に出てきそうな
かわいらしい格好をしている。
英語をあまり喋ることができない
彼女たちとは、ボディーランゲージで
会話をして絵を描くことに。
絵を見せると喜んでくれたんだけど、
雨がつよくなってきた。
もうやめようかなあと思っていたら、
描いた絵をかなり気に入ってくれたようで、
もう1枚描いてほしいと言う。
ちがう友だちとの絵を。
「バイトがあと30分ほどで終わるから、
それまで待ってくれ」というようなことを、
ボディランゲージを交えながら
伝えてくる女の子。
こんなことを言われて、
待たない人間はいない。
いやいるかもしれないけど、
はじめてのリピーターでうれしくて、うれしくて
冷たい雨は、あったかいシャワーのように感じる。
いや、それは言い過ぎだ。
うれしくても、雨は冷たい。
バイトおわりの素顔の彼女と、
携帯電話にはいっていた写真の友だちを描いた。
人によろこんでもらえるというのが、よろこびです。
2枚目を書き終えたときには、すっかり晴れていた。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
2回来てくれっていうのは、うれしいんです。このサイトも。
このときの場所/エストニア タリン
現在地/日本 埼玉
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