旅と旅行のちがいがわからないため、
ぼくがしているのが「旅」なのか、
はたまた「旅行」なのか、わからない。

「旅をしている」と言ったほうが、
なんだかかっこよさげ。だけだからこそ、
旅と言うのは、ちょっぴり照れくさい。

ヨーロッパの国々をまわっていると
アフリカや中年米をまわっていたときと
ちがって「旅」感がうすくなってくる。

ことばも通じるし、カードで支払いができるし、
冒険って感じもなくなっていて、
「旅行」感がこくなっていた。

しかし、ポーランドからウクライナに入ると、
「ああ、そうそうこれが旅だ」
という「旅」の感覚を思い出した。
聞いて、失敗して、やっと、たどりつく感じ。

ウクライナには、バスで朝についた。
まずは朝ごはんを食べようと、
バス停の近くに食堂に入ってみた。
若い女性は、まったくもって英語が通じない。
どうやら現金だけしか受け入れてくれないよう。

どこで両替できるかを、
お金と身振り手振りで聞き、
指をさしてくれた方向に足を運ぶ。

両替所が見つからなかったので、
近くにあるお店にはいり
ジェスチャーで「両替どこでできる?」
とコミュニケーションをとると、
なにやら怒っていらっしゃる。

「はあ、どこだろう?」と思いながら、
そのお店を出ると、その店のわきに
両替店の看板があるじゃありませんか。
ここにあるじゃん。と思いながら、
近づくいてみると、まだお店が開いていない。

近くにいた人にクレジットカードとお金を見せて、
「ATMはどこかにある?」と聞いてみる。
英語は通じないけど、ジャスチャーでなんとか
ATMの場所を教えてもらい、やっとのことさ食堂へ。

ウクライナ語のメニューも、まったく読むことができない。
無神経にまわりで食べている人のお皿を覗き込み、
食べたい料理を指さして注文をする。
朝ごはんを食べるのにも、一苦労です。

リヴィウからキヴィウにバスで移動するときも、
テンテコマイだった。

移動の前の日に、ホステルのスタッフさんに
バスが来る場所を教えてもらい、その場所に行くも、
まったくもってバスが来なそうな場所だ。

心配になって近くにあるお店の人に
住所を見てもらうと、ちがう場所だと言う。
その場所に行き、ちがうバスの運転手に聞くと、
道路(わりと大きな道路)の反対側だと言う。

道路の反対側に行ってみると、
もといた道路の反対側だと言う。

はたまた、道路の反対側に移動すると、
「だから、お前、こっちじゃない」と、
ガンコそうながたいのいいオヤジに
背中をゴッツーンと押される始末。

17キロと7キロのバッグを背負って、
行ったり、来たり。行ったり、来たり。

そうこうしているうちに、
バスの出発時間は過ぎていた。

ああ、旅しております。

ちなみに、ウクライナからべラルーシ行きの
バスにもコミュニケーションが上手にとれず
乗れませんでした。。。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
旅って、つかれるけど、たのしいのです。

このときの場所/ウクライナ リヴィウ
現在地/日本 埼玉

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