ハンガリー ブダペストのドナウ川を歩いていると、
いっけん、オシャレにも見える銅でつくられた靴が
何足も並んでいます。
男性サイズの靴、女性のハイヒール、
手のひらに収まりそうな小さな靴。
そこには、いくつかのお花が添えられている。
これらは、第二次世界大戦中の1944年、
ナチスの迫害によってユダヤ人が川縁に並ばされ、
後ろから銃撃されたという残忍な歴史を
忘れないためにつくられたものです。
沈む夕日に照らされた靴と、
その近くを歩く人の足を見ていて、
ああ、ほんとうはそこにあったんだよなあ足が、
そして地面に映っていたんだよなあ人の影が、
そんなことを思うと涙がぼろっとでてきてしまった。
歴史をくりかえしてはいけないと教えてくれる
かなしげな靴と人の影です。どうぞ。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
なんでも、影があるうちに。だよね。
このときの場所/ハンガリー ブダペスト
現在地/日本 埼玉
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