よくも、わるくも環境で人は変わる。
やわらかく働くことのできる環境は、
ヨーロッパからたくさん学ぶことがあります。

カウチサーフィンで連絡をとった
チェコ人のヤンと会うことになった。
家がせまいから泊まらせるのは、
むつかしいけど、よかったら、
外で会おうということに。

夜からオープンエア(青空)の
クラシックコンサートがあって、
ビールを飲みながら原っぱの上に座って
高貴なクラシック音楽をふたりで聴いていた。

大御所のような見た目のオペラ歌手もいて、
ビールで腹をふくらませながら、
腹に響く声を無料で聴くことができるなんて
なんてぜいたくなんだろう。
さすが、芸術の都プラハです。

ヤンはクラシックギターを演奏できるようで
若いのに、クラシック音楽も好きだと言う。
きっと、日本とはちがってクラシック音楽が
暮らしに溶け込んでいるんだろう。

来年の2月ごろに日本に来るから、
また会おうということになった。

「おっ、いいね。休みとるの?」と聞くと、
「ううん、仕事しながら。
こっちでやってる仕事を日本でやるだけ。
2ヶ月間くらいいるかなあ」とヤンは言う。

エンジニアの仕事をしているヤンは、
やることさえやっていれば
どこに行って働いていいと言うではないか。
なんと、フレキシブルなんだろう。

実家でもつくっているというアルコールの
強いお酒をレストランで頼んでくれて、
「おれはもう無理だから、ヤン飲んでくれ」
と頼んで飲んでもらうと、ヤンも酔っ払っていた。

「明日も仕事でしょ?大丈夫?」と聞くと
「うーん、明日はゆっくりするわ。
1日8時間働くのが基準なんだけど、
たとえば明日4時間しか働かなかったら、
次の日12時間働けばいいんだよ」ヤンが言う。
なんと、フレキシブルなんだろう。

ヨーロッパでは、この考えが
当たり前になっているようで、
とてもうらやましい。
こんな労働環境で、
人はどんな風に変わるのだろう。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
日本の働き方も少しづつ変わってきてるよね。

このときの場所/チェコ プラハ
現在地/カナダ ラングレー

にほんブログ村の「旅行ブログ」に参加しています。
よかったら、「見たよ」のあかしに、世界一周バナーをクリックして下さい。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ 1日1回のクリックが応援になる仕組みです。
バナーをクリックするだけで投票完了です。