今ぼくが頭をひねって考えたついたことは、
ざんねんなことに、とっくの昔に、
どこかのだれかが考えてついていただろう。
昔も、今も、人間の機能は変わっていない。
変わったのは、まわりの環境だけ。
だから、昔の赤ん坊が今の時代に
タイムスリップしたとしても、
今の子と同様に成長することができます。
あらゆる、本質的な考えや、アイデアは
とうの昔に着想されていて、
科学や技術のチカラによって、
できることが増えているのが現代。
決して、ぼくらが
昔の人より優れているわけではありません。
（そんでもって、できることが増えたのも、
過去の誰かが道をつくっていたから）
ぼくがベルギーにいたときに登った
アトミウムという展望台は、
1958年に開催された万国博覧会のために
つくられたもので、鉄の結晶構造を
拡大したカタチになっています。
つまり、60年前には、こんな奇抜な
建築のアイデアが生まれていました。
そして、そのアイデアはもっとも本質的な
原子をもとにしているという、
おもしろい思考の構造になっています。
あらゆる本質的なことは考えつくされていて、
あらゆるアイデアも考えつくされている
今の時代。
だからこそ、その考えやアイデアを
「カタチにする」「実行する」ということに
価値があるんだと思います。
アトミウムの外と中です。どうぞ。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい
１日を。
中では、マグリットさんの展示がされていました。
このときの場所／ベルギー ブリッセル
現在地／アメリカ ニューヨーク
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