人を疑うことには、コストがかかっている。
飛行場での身体検査や、
荷物検査を思い出してほしい。
たくさんの人や、高価な機械、
たくさんの時間をつかって、
荷物やからだの検査を行っている。
ほとんどの人はハイジャックをしようとしたり、
テロを起こそうなんて思っても
いないにもかかわらず。
たった何万人にひとりとか、
そういう低い確率で存在するわるい人のために、
あれだけのコストがかかっているんです。
でね、スイスに来てみて、この国は
「疑うというコスト」が少ないようにみえる。
バスなんかも、チケットは乗る前に
買っているという前提をもとに、
チェックされることなく乗ることができる。
他の国でも、そういう前提のもとに
乗れることはあるけど、
駅のコンビニを見てもそう思った。
店員さんがいるレジは1つで、
お客さん自身でピッとバーコードを読ませて
商品の支払いをする場所が2つ。
お店のなかの店員さんはひとり。
「そんなんで、客がウソついたら
商売あがったりじょねえか」
そう思うでしょ。ぼくもそう思う。
でも、人をもうひとり雇うコストよりも、
商品を盗まれるコストのほうが低いんだろう。
きっと人への信頼が高い国なんだと思う。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
疑うコストを減らしてたのしい時間をつくりたいね。
このときの場所/スイス
現在地/リトアニア ビルニュス
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