あまり想像できないと思うんだけど、
紙の本が電子化しているんだから、
トイレットペーパーだって電子化する日が
くるんじゃないかとぼくは思っている。
未来は今の非常識でできているからね。
未来について語っていたら、
崖の上にUFOが着陸しているではないか。
ピンク・レディーの歌『UFO』のなかに、
「信じられないことばかりあるの」
という歌詞があるけど、旅はまさにそう。
いいも、わるいも信じらないものだらけ。
「もしかしたら もしらしたら
そう(本物のUFO)なのかしら?」
ゆっくりと近づいてみるとしよう。
横も縦も、完全にUFOだ。
いや、いまだ本物のUFOを見たことないけど、
テレビとかで放送されているあの感じだ。
UFO本体にスロープがついていて、
次々と人間たちが吸い込まれていく。
「早まるでない、人間たち、なかでは
恐ろしい人体実験をしてるかもしれないぞ」
彼らを追いかけて止めようとすると、
スロープ上でこちらを見つめる女性たち。
いやもしかしたら、人間を装っている
宇宙人かもしれない。
「I ♡ RIO」Tシャツは、人間のこころを
つかもうと思って着たものだろう。
関係ないけど、そういえば宇宙人の声、
「ワレワレハウチュウジンダ」って
ずいぶん高めの声に設定されているよね。
図太い声だったら、未来らしさがなくなるのかなあ。
宇宙人ふたり(失礼)をなんとかかいくぐり、
ぼくもUFO本体の中に侵入してみる。
すると、なかはうっすらと
霧がかっているではないか。
ここで宇宙人に襲われたら完全にアウトだ。
そのまま歩いていると、青い光の玉を発見。
どこかの小さな星だろうか?
いやこれ自体が宇宙人なのだろうか?
いのちのように美しく輝いている。
もっと先に進むと、絵画を発見。
ああ、アートを楽しめるタイプの宇宙人なのね。
よほどの知能を抱えているのだろう。
もっともっと先に進むと、
でてくるでてくるたくさんの絵画が。
ふと頭をよぎる。「ここ、もしかして、
美術館なんじゃないか?」
そう、ここはオスカー・ニーマイヤーという
ブラジルの建築家が設計した
ニテロイ現代美術館(MAC)なんです。
えっ、うすうす気づいてたって?
それでも併走してくれたやさしいあなたに
「ありがとう」の気持ちをもって
少しだけ美術館の情報をお届けしようっと。
リオデジャネイロの郊外、ニテロイに
1996年に建設されたニテロイ現代美術館。
オスカーさんは「UFOのイメージ」じゃなくて
「花のイメージ」で作ったんだって。
岩場に生える花のような設計を考えたのが
なんとオスカーさん89歳のときのこと。
2012年に104歳で亡くなったというけど
オスカーさん、宇宙人だったんじゃないかなあ?
89歳の人間が考えたと思えないよね。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
それはそうと、地球の女性に飽きられない
ようにしないとね、地球の男性。
このときの場所/ブラジル リオデジャネイロ
現在地/ベルギー ブリュッセル
にほんブログ村の「旅行ブログ」に参加しています。
よかったら、「見たよ」のあかしに、世界一周バナーをクリックして下さい。
1日1回のクリックが応援になる仕組みです。
バナーをクリックするだけで投票完了です。