リスボンの高台にゆうぜんと建っている
「サン・ジョルジェ城」に行ってきました。

「サン・ジョルジェ城」の歴史は古く複雑で
最も古い構築物は紀元前までさかのぼるんだと。

その後、5世紀に西ゴート族が、
9世紀のムーア人が城壁を築きあげて、
11世紀にポルトガルの初代王が奪い、
改修されて今の住める城の形になったそう。

丘のいちばん高い場所にあるため、
お城からは、市内のあちこちを一望できる。
敵からの侵入を防ぐために、
できるだけ高い場所に建てたのだろう。
きっと、敵を怖がっていたのだ。

赤い屋根を観ながらそんなことを思っていると
「なんでお金持ちの人は高層マンションに
住みたがるのだろう?」という
疑問がふつふつと沸いてきた。

インターネットで調べてみると、
『金持ちは、なぜ高いところに住むのか』
アンドレアス・ベルナルト著 という本が出てきた。
まさに今知りたいことが書かれていそうな
ドンズバな本のタイトルだ。

Nikkei styleの記事によると理由のひとつに、
エレベーターの発達があったのだという。
19世紀まではビルの高い場所は
貧しい人が住むところだったんだって。
理由は、階段で上がるのがたいへんだから。

でも、エレベーターが取り入れられて、
1920年には高い階ほどに高価になっていった。

きっと、他にもいろいろな理由が
本には書いてあるんだろうけど、
インターネットだけではわからなかった。

おそらくだけど、今の日本では、
部屋を乗っ取ろうとする敵を恐れて、
高い場所に住んでいるわけではないだろう。

ぼくの知り合いに、都内の高層マンションに
住んでいる人がいて、その人は、
もしものとき(火事や地震)のために、
パラシュートを購入したんだと。

やばいなあと思ったときは、
パラシュートをつけて、飛ぶらしい。
どっちが、やばいかはわからない。

そう、地震なんかのリスクも考えたら、
低い場所のほうがいいもんね。
なんでだろうか?

もっと、権力とか精神的なものが、
高い場所へ住む欲を作っているのだろうか。
または、何かを恐れているのだろう。
それが何かはわからないけれど。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
子どもの頃は、東京タワーが見える場所に
住みたいって言ってたなあ。

このときの場所/ポルトガル リスボン
現在地/ベルギー アントウェルペン

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