アルゼンチンからパラグアイの
アスンシオンに向かってバスで移動したとき
国境で問題が発生してしまった。
どうやら、アルゼンチンの入国スタンプが、
パスポートに押されていないらしい。

そんなことはないだろうと、ペラペラめくり
必死になって、探すがたしかにない。
ウルグアイからアルゼンチンに戻るとき、
押してもらったと思い込んで、
スルーしてしまったぽい。し、しまった。
(スルーして入国できちゃうって、
島国の日本だと考えららないよね)

なんとか、アルゼンチン側のおばちゃんに
お願いして、書類に情報を書くことで
アルゼンチンを出国することができた。

パラグアイに入国しようとすると、
「アルゼンチンのスタンプないじゃないか」
(ぼくが世界のどこにも存在してない
空白の時間ができてしまったのだ。
なんだか、詩人っぽい表現だね)
「こっち来い」と言われ、奥へ連れてかれる。

Google翻訳を使って、スペイン語を翻訳して
英語でいろいろと質問をしてくる男性職員。
しばらく質問をしたあと「Money」と
小さな声で言ってくるじゃありませんか。
やっぱり、ほしいのは、それかい。

ただ、ぼくは、権力に屈して
そう簡単にお金を払うタイプではない。
かっこつけた言い方をしてしまったけど、
シンプルに言えば、そう「ケチ」である。
最終的にお金を払うことになるにせよ、
なんとかかんとか粘ってみよう。

「Money」「Por favor(お願い)」
「Mone」「Por favor(お願い)」
「Mon」「Por favor(お願い)」
「Mo」「Por favor(お願い)」
「M」「Por favor(お願い)」

男性の「Money」内角ギリギリに
「Por favor(お願い)」を豪速球で差し込む。

最終的には、「Estudiante(学生)」と
笑顔で嘘をついて払わなくて済んだ。
ちょっびりのスペイン語と、笑顔と
あざとさでなんとかすることができ、
入国スタンプを押してもらう。

このときのぼくはまだ知りませんでした、
アルゼンチンに罰金を支払わなければ、
アルゼンチンに再入国できなくなることを。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
あのときのおじさん、嘘ついてすいません。

このときの場所/パラグアイ アスンシオン
現在地/フランス サンテティエンヌ

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