今日のお話はきったない。
食事中に読まないほうがいいかもしれない。
いや、今日はみんな、読まないほうがいい。
そんなことを伝えられても読み続ける、
勇気があるのか、なんなのかわからない、
そんなあなたに聞いてみたい。
「黄金と聞いて何を思いますか？」
オリンピックの金メダルでしょうか、
暗闇に浮いているまん丸の満月でしょうか。
世の中には、黄金と聞いて、
「うんち」を想像する人がいる。
SMの世界の俗語で黄金は「うんち」なんだとか。
コロンビアのメデジンで会った旅人から、
SM嬢のお話を共有してもらった。
その旅人さんは、旅している途中で、
日本でSM嬢として働いている方に出会って、
いろいろ話を聞いたのだと。
SM嬢さんの仕事は、お客さんを痛めつけて、
痛みに快感を感じるお客さんがよろこび、
お金がもらえるというものだろう。
テレビとかのイメージだと、ムチをうったり
ロウソクを垂らし、お客さんを痛めつける。
なかには、このレベルでは満足できない
スーパーM（masochist）なお客さんもいて、
彼らは、黄金を求めるのだという。
SM嬢の黄金をカラダに塗ったり、
なんと、なんと、なんとだ、
黄金を口にしたりするのだ。
おえっとなってる方、だから言ったじゃない、
今日は読まないほうがいいよと。
SM嬢さんは、お客さんの誕生日になると、
手作りのケーキの写真をメールで送るのだという。
だが、そのケーキはSM嬢が食べちゃうんだと。
この後のことは、想像できるだろうか？
そう、黄金に変換してお客さんに渡すのだ。
お客さんは、黄金ケーキを食す。
SM嬢は、日常生活で黄金が出そうなときも、
できるだけお客さんのために我慢する。
お金になる、価値のある商品だからね。
SM嬢のすばらしきプロ根性、クリエイティビティ。
「うんこ」の価値って、農家の肥料とか、
インドで開発されたバスのエネルギー
くらいかと思っていたけど、
こんな価値も世の中にはあるみたい。
あっ、そう、そう、コロンビアのボゴタで、
「黄金博物館（Museo del Oro）」に行ってきた。
コロンビアは、鉱山資源が豊かで、
金やプラチナが採れるのだという。
きれいな黄金をお口直しにどうぞ。
黄金をまとったパフォーマーの休憩ショット。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい１日を。
ちなみに、シルバーはヨダレなんだとさ。
明日からは、またきれいごとに戻ります。
このときの場所／コロンビア ボゴタ
現在地／ブラジル リオデジャネイロ
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