旅をしていると、情報があまりないため、
人だかりを頼りに、おいしそうな食堂や、
たのしそうなイベントを嗅ぎつけることがある。
ただ、人だかりがあって、近づいてみると、
たまに市民が熱くなってる
デモだったりもするので、
このやり方は、少し注意は必要だ。
今日はホステルの近くの大きなスタジアムに
人だかりがあったので、入ってみた話です。
ボゴタの街からホステルへと帰る道の途中、
スタジアムの前に人がわんさかしている。
なんだろうと思って、スマートフォンの
Google mapを使って調べてみると、
「Plaza de Toros la Santamaría」と
このスタジアムの名前が出てきた。
「Toros」は、「Bulls(雄牛)」なので、
「Plaza」は、場所だから、合わせて、
そうだ、わかった、闘牛場だ!
闘牛観てみたいと思って、チケットの列に並ぶ。
チケットを買い、闘牛場の中に入る。
あれ、牛と闘牛士が掛け合いをする場所に
人がうじゃうじゃいるではないか。
こんなところに牛が放たれた危ない。
そうこう思っているうちに、
スタジアムが照明がおりてまっ暗になり、
スリーピースバンドが歌いはじめる。
あれっ!?もしかして、
ただのコンサートに潜入してしまった?
と思っていたら、夜の空からこちらに
何かがゆっくりと飛んできているではないか。
とうとう迎えに来たか、UFOよ。
よくみると、UFOではなさそうだ。
中で何かが動き、もがいているぞ。
もしかして、牛?ここで牛は放つの?
(まだ闘牛の線をあきらめきれない)
いや、あれは、人だ!
音に合わせて白い布の上で踊っている。
今度は、クレーンに吊るされて、
メリーゴーランドみたいなものが、
ゆっくりと降りてくる。
これまた、人だ。
しかも、12人もぶら下がっている。
サッカーだったら、選手11人と監督1人で
ひとチームができるくらいだ。
人がくるくると回転しながら、
シナプスのように、
くっついたり、離れたりを繰り返す。
紙吹雪が幻想的に舞う。
前にいるアフロヘアの黒人女性のアタマは
紙吹雪だらけ。もうダイソン並みの吸引力。
やっぱり、アフロはいいなあ。
牛はまだか?
なんて思いはこの頃には消えていた。
これはアートだ!爆発だ!
そういえば、音楽(バンド)よりも、
パフォーマンスばかりに目がとられていた。
と思っていたら、
ボーカルまで空飛んじゃう。
「俺を見ろ」と歌にもチカラがこもる。
歌いながら、どっか行っちゃう。
ちょっと経って、ボーカル帰ってくる。
ああ、すばらしかった。
さて、牛はまだかな?
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
飛び込んでみると、失敗も多いけど、
たまに、驚きのよろこびもありますね。
このときの場所/コロンビア ボゴタ
現在地/ブラジル リオデジャネイロ
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