パタゴニアでトレッキングをたのしんだ後、
サン・カルロス・デ・バリローチェ
(San Carlos de Bariloche)に向かった。

ここも、まだパタゴニア地区なんだけど、
むかしにスイス人が入植したとあって、
スイスのような街並みになっている。

アルゼンチン パタゴニア バリローチェ

残念ながらバリローチェに着くと、
けっこうな雨が降っていたので、
歩いていける場所だけを散策した。

雨のため早めに宿に戻ると、
たくましいフランス人の女の子と会った。

たくましいと言っても、見た目のことではない。
歌手のアヴリル・ラヴィーンさんのように、
小さくて細い出で立ちで、
オノマトペの多いかわいらしい女の子だ。

大学でパーマカルチャーを学んでいた彼女は
卒業後の仕事を探すために
アルゼンチンにやって来ていた。

エコツーリズムの仕事に就きたくて、
その仕事のためなら、フランスを離れると
「チャオ、フランス」と笑いながら話す彼女。

自分の夢を実現させるために、あっさりと
母国を離れる勇気を持っている彼女は、
自由で、本気で、いさぎよくて、
かっこよくて、たくましく思えた。

ただ、彼女と話していると、
フランスを離れる理由は他にもありそうだ。

彼女が言うには、近頃のフランスは
アメリカに似てきているんだとか。
それと、フランスには自国民中心主義な
ところがあってそれに嫌悪を示していた。

2泊して、バスよりも飛行機が安かったので、
ブエノスアイレスは飛行機を使って行くことに。
空港のゲートで飛行機を待っていると、
地面から生えてるんじゃないかというような
虹が外に出ていた。

虹はどこの国でもきれいに輝いている。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
夢のためなら、どこまでも行けますか?

このときの場所/アルゼンチン バリローチェ
現在地/スペイン マドリード

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