キューバのトリニダードの街を歩いていると、
なぜか、おばちゃんが大きな銀色の炊飯器を
脇に抱えて、歩いているじゃありませんか。
おばちゃんのことを、目で追っていると、
ひとつの建物の中に入っていく。
気になってその建物の中をのぞくと、
椅子に座って、机の上にある家電のような
機械を解剖している人が何人もいる。
なんだここは?
どうやら、機械系の修理屋さんのようで、
おばちゃんは壊れた炊飯器を修理して
もらえるよう交渉しているみたい。
修理する職人の机がL字に6つほど並んでいて、
ぼくがのぞいたときは職人さんが3人いて、
おばちゃんは、若い女性の職人さんに
炊飯器について相談をしていた。
たぶん、自分で修理してもらう職人さんを
選ぶシステムのようだ。
こういうお店、日本で経営的に
やっていけるかどうかは別として、
とても健康的でいいと思う。
壊れたものを修理するよりも、
新しく買ったほうが安いのって、
人件費の問題とか、パーツの問題とか、
論理的には理解できるんだけれども、
こころは決して好きになれない。
壊れる、直す、使う。
むかしは、当たり前のことをだったけど、
今は、なかなかできてないよなあ。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
人間の寿命だけじゃなくて、モノの寿命も
世界トップレベルになれるといいよね、日本。
このときの場所/キューバ トリニダ
現在地/コスタリカ → パナマ
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