旅も、日常生活と同じように、
たとえなにかに失敗したとしても、
立ち直りのはやさが肝心です。
日本からアメリカのロサンゼルス、
ダラス経由でメキシコシティーに着いた。
中南米の旅がメキシコからはじまるので、
いいスタートを切りたいなあ、っと飛行機の
窓の外の景色を見ながら思ったのもつかの間。
メキシコシティーの空港につくと、
さっそくのハプニングが待っていました。
どれだけ待っても、預けた大きなバックパックが
ベルトコンベアに流れてこないじゃありませんか。
ロサンゼルスの空港で
「荷物はメキシコシティーまで行きますか?」
と確認していたのに。
いわゆる「ロストバケッジ」だ。
まあ、夜も遅いし、いずれ届くもんなので、
冷静に名前や宿の住所を伝えて、
「明日には届く、、、と思うよ」と言う、
係員のおじさんの言うことを信じて、
宿へ向かった。
次の日、宿のおばちゃんにロストバゲッジしたので
荷物届いたら預かっといてねと伝え、
宿で一緒になった日本人の方々と
テオティワカン遺跡を見に行った。
遺跡を見おわって宿に戻ったけど、
まだ荷物は届いていないと言う。
宿のおばちゃんが航空会社に電話してくれて、
宿の広場で1時間くらい座っていたら
「ピンポーン」とチャイムが鳴った。
荷物が届いたのだ。
バッグを開けてみると、中身が散らかっているぞ。
胃の調子を整える「ビオフェルミン」と
クノールの「コーンスープ」が、あきらかに
薬物の疑いをかけられていたようだ。
「コーンスープ」の袋は破られていて、
粉が荷物に飛び散っているではないか。
まっ、誰の仕業だ、なんて気にせず、
荷物が戻ってきたよろこびから
コーンスープの匂いを噛み締めつつ、
荷物をもってドミトリー部屋に入ると、
あれ、ぼくのベッドに人がいるぞ。
聞くと、宿の人にここ空いてるよと言われたらしい。
さあ、やってきました、第2回ロスト、
いわゆる「ロストベッド」
宿のおばちゃんに聞くと
「あれ、ベッドに荷物置いてなかったの?」と言う。
「うん、ロストバケッジしてたでしょ」
「じゃあ、この部屋いいよ」と、
ベッドの2つある部屋に泊まれることになった。
−マイナス 大きなバックパック
(コーンスープひと袋とビオフェルミン何粒)
−マイナス もともといた部屋のベッド
+プラス 2つベッドのある部屋
+プラス バックに包まれるコーンスープの芳醇な香り
=いいスタートが切れそうです。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
中南米編はじまります。
このときの場所/メキシコ メキシコシティ
現在地/キューバ→メキシコ
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