1ヶ月とか、1年とか、人間の世界に区切り
となる年月があってよかったと思います。
その区切りを超えると、人間は勝手に
「この月はダメだったけど、次の月こそ」とか、
「この年はあまりよくなかっけど、
次の年はいい年になる気がする」みたいな、
のほほんと前を向けるところがあるからです。
思い出したので、
ウガンダにいたときのことを書きます。
ウガンダの西にあるフォートポータルから
中心にあるカンパラまで移動するバスに
乗っていたとき、3人席に、
ぼくひとりと4人家族が座っていた。
その家族は、若いお父さんお母さんと、
小学生くらいの女の子と3歳くらいの女の子だ。
膝に乗せるつもりで、子どものチケットを
買わなかったのだろうけど、
何時間もするうちに子どもたちを膝から降ろして、
隙間に座らせたため、雪崩式に通路側にいた
ぼくが半ケツで座ることになってしまった。
わかります、お父さんお母さんのたいへんさ、
子どもいないぼくですが、なぜか、
タンザニアのバスで子どもに膝を貸してましたし。
はい、ところどころ、いい人アピール入ります。
で、となりに座る若いお母さんと、
クリスマスや正月の過ごし方の話をした。
「クリスマスってどうするの?」ぼくが聞く。
「教会に行って、お祈りするよ。一夜を通して」
女性が言う。
「寺で修行みたいじゃん」心の中で思う。
ウガンダ人みんながそうじゃないらくて、
信仰の強い人は泊まってお祈りをするそうです。
「じゃあ、お正月は?」ぼくが聞く。
「もちろん、教会に行くよ。(人が多いから)
3つの時間帯に別れてて、
31に泊まってお祈りする人もいるよ」
女性が言う。
はあ、日本人が外国で「無宗教だよ」と語る
理由がわかります。熱心度がちがいますもん。
「ちなみに、どんなことを祈るの?」と
聞いてみた。
「うーん、健康とか、家族の幸せとか、
新しい年に向かって、去年1年をクリアにする」
国がちがっていても、思っていること、
祈ることの中身は、似ています。
おっとっと、忘れそうでした。
そう、「1年をクリアに」って。
文章のはじめに書いていた、
区切りがあってよかったって考えです。
日本人もウガンダ人も、
今年は去年よりも、いい年にしたい、
っていう同じ思いですよね。
きっと、カレンダーのある国の人みんな
同じ気持ちだと思います。
さあ、もう2月の中盤ですが、
今年はどんな感じですか?
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
2月までがダメでも、3月からいいことあるかも。
このときの場所/ウガンダ
現在地/メキシコ
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