ナミビアの西にあるソサスブレイの砂漠を
観に行くには、ツアーで行くか、
またはレンタカーを借りて個人で行くかの
二択から選ぶ必要があります。

レンタカーを借りて安く行くためには、
何人かの仲間が必要。っということで、
ナミビアの首都ウィントフークに入り、
すぐに仲間を探すことにした。

宿で会うことのできた日本人は、残念ながら
すでに砂漠へ行ってしまったのだという。
彼は、仲間探しに4日間も待ったのだとか。

ぼくは1日目の夜に韓国人のグループに会ったので、
彼らに「一緒に行っていい?」とたずね、
「明日の朝には連絡するね」という
言葉を信じて待つことに。

2日目の夜になっても韓国人からの連絡はない。
その夜、ぼくはラッキーなことに
フランス人カップルのステファニーとニコに
出会うことができて、一緒に行くことに決めた。

ふたりは、10ヶ月間かけて、
アフリカを回ってきたのだという。
これからアフリカを北上するぼくにとって、
ありがたきアドバイスをくれる先輩だ。

アドバイスのひとつに「ゾウに気をつけてね」
というものがあった。
日本では、ありえない光景だけど、
アフリカではゾウが普通に道路を横断する。

ステファニーは、「ゾウは視界がよくない。
特に、子どもを連れた親のゾウは、
子どもを守ろうという意識が強くて、
動くものに反応して、攻撃をしてくるよ」と
教えてくれた。おそろしや。

視界がせまいと、攻撃的になるっていうのは、
なにもゾウに限ったことじゃない。

人間だって、視界がせまいと、たとえば
「○○人=敵」という危ない想像力を働かせ、
◯◯人すべてを敵とみなす考え方もできる。

わたしには守るもの、守る国民があるという、
強い正義感のもとにそういう危ない想像力は
ふくらんでいくものであって、
守るものがあるってのも厄介ですなあ。

視界がせまいってのは、
時間軸としての視界も言えると思う。
たとえば、日本が他の国の戦いを手伝って、
どこかの国を破壊したとする。

そのあと、どういうことになるかというと、
破壊した国の復讐がはじまる。
破壊された国にとっては、手伝いだろうが、
なんだろうが、打撃をうけたことにかわりない。

未来への視界が広ければ、
そんな攻撃、そんなお手伝いはしないよね。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい
1日を。
守るものがあるときこそ、視界を広くを意識する。

このときの場所/ナミビア ウィントフーク
現在地/ケニア ナイロビ

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