「人はなんのために生きているのだろう？」
この疑問にたいして、ある人は言う、
「しあわせになるため」だと。
でも、「しあわせになる」ためダケだろうか。
っていうのも、「しあわせ」とは異なるものを
人ってやつはほしがったりもするからだ。
ぼくは、ビクトリアフォールズに行って、
そこで出会った４人の日本人と、
滝のナチュラルプールに入ってきました。
その高さ、約１００メートル。
プールに入ると、川の流れに背中が押されるが、
水の中のわずかなくぼみに足を沈ませ、
体が流されないようにコントロールする。
みんなで手を取り合いながら、
プールの中を移動する。
わずかでも油断をすれば、崖から落ちて
死んでしまう、日本では考えられない
アトラクションだ。
参加したみんな、（滝の水温は冷たいのに）
変な汗をかいたと言いながら、
とてもいい顔をしている。
うれしそうにガイドにお金を払っている。
コワいを買ったのだ。
ある意味で、「生きていてしあわせだねえ」と
しあわせを再確認するために
コワいを買ったのかもしれないけど、
しあわせになるだけに
人は生きているんじゃないとぼくは思う。
いろんなもの、いろんな感情を、
体験したり、発見するため、
もっと言えば、「生きる」ために、生きる。
その「生きる」は、ただ呼吸をするだけ、
心臓が勝手に動いてくれているのとは違う。
もっと能動的なやつです。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい１日を。
昨日、あなたは生きましたか？
このときの場所／ザンビア ビクトリア
現在地／日本一時帰国
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