あなたには、「この人とは切っても切れない
関係だなあ」というだいじな人はいるでしょうか。

動物の世界にも切っても切れない関係があります。
今日、紹介するのは、
「この動物と、あの動物が!?」という
意外な二組の関係性です。

ボツワナのチョベでボートサファリに参加した。
ナミビアとボツワナの間に流れる、
緩やかなチョーブ川の間を船で進むと、
そこにはワニや、アンテロープ、ヌー、
泳げることができるという鹿がいた。

アフリカに来たら観たかったカバもいて、
草を無我夢中で食べている。

カバの草を食べる音は「ムシャムシャ」なんて
かわいいものじゃなくて、
「ガシャガシャ」と表したいくらい迫力があって、
静かな川に音が鳴り響いている。

カバを観ていると、あることに気がついた。
草を食べているカバの近くには、
必ずとっていいほど小さな鳥がいるのだ。
一頭のカバにつき、一羽か二羽の鳥がそばにいる。

その体格差といったら、1000倍はあるだろう。
なんで、カバのまわりには鳥がいるのだろう。

ボートに乗っているガイドさんに聞いてみると、
そこには明快な理由があったのでした。

鳥は虫を食べて生きているんだけど、
たいていの虫は草と同じ緑色で、
鳥はかんたんに虫を見つけることができない。

でも、大きなカバが草をガシャガシャと
食べていると、草むらにいる虫が
驚いて飛び跳ねるので、虫がどこにいるか
わかるのだという。

なるほど、鳥にとってカバは、うれしい存在だ。
でも、カバにとっては、どうなんだろう?

そう思って、続けざまにガイドさんに聞いてみた。

聞くと、カバにとっても、鳥はうれしい存在でした。

ガイドさん「カバにも敵がいるんだ」
ぼく「えっ、カバ最強説を信じてたんだけど」
ガイドさん「You and me(俺とお前だ)」
ガイドさん「それとライオンだ」

ガイドさんが説明するには、
人間やライオンがカバに近づいていったとき、
より敵に敏感な鳥が先に飛び立つことで、
カバが敵の存在にすばやく気づくことができる。

草を食べることに夢中になっている
グルメなカバにとって
最高の友だちかもしれない。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
互いにうれしいって、やっぱりいいですよね。

このときの場所/ボツワナ カサネ
現在地/日本一時帰国

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