おじいちゃんが漕ぐ自転車タクシーに乗り
バスターミナルに着いたときのこと。
ムズズ行きの大きなバスが2台あり、
2台はライバルバス会社のようで人に囲まれ
「こっちに乗れ」「俺の方に乗れ」と言う。
両方のバスを見て料金を確認するも、
片方のバスはすっからかんだった。
50人くらい乗られるもう一方のバスには、
すでに20人くらいが乗っていたので
こちらのバスに乗ることにした。
アフリカのバスにはけっこうあるのですが、
決まった時刻に出発するのではなく、
満員になったら出発するタイプのバス。
席に着いて待つこと、1時間、2時間。。。
やっと席がすべて埋まった。と思ったら、
それでも、バスは出発しないんです。
そして待つこと、さらに1時間。。。
席の間にある通路にも人が埋まって
やっとバスが動きはじめた。
ぎゅうぎゅうすぎて、通路に
立ってる人のおケツがぼくの肩にあたる。
と言いますか、肩に乗っかっている。
立つ人も何時間も立つなんて辛いだろうに。
でも、満員になってから出発する仕組みにも
実はいい点があるんです。
それは、運賃が安くなること。
満員になったら、料金が確定するので、
乗客みんなで安い価格でシェアできる。
一方、これの反対の仕組みは、
日本の新幹線なんかがあげられる。
新幹線の場合、決まった値段で、
決まった時刻に出発する。
席が埋まるのを待つ必要はない。
その分、1人あたりのお値段はお高くなる。
この集まってから出発する仕組みは、
モノづくりにも使えるかもしれない。
今、販売されているモノの多くは、
先につくって、価格を決め、買ってもらう
仕組みの中にある。
でも、アイデアとプロトタイプをつくり、
「こんなモノほしくないですかー?」と聞いて
買いたい人が一定の人数集まってから、
実際に人数分のモノづくりをはじめる。
こんな仕組みもいいかもしれない。
これによって、たくさんのお金がない人でも、
アイデアとつくる力があれば、
モノづくりをはじめることができる。
クラウドファンディングなんかが
これに近い仕組みですよね。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
スピードは遅いけど、在庫が出ないのもいい。
このときの場所/マラウイ
現在地/日本一時帰国
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