夜中にホステルの休憩場所で、
いろんな国の人同士でコミュニケーションを
とっている時のこと。

18歳のドイツの女の子が、
彼女を見ながら笑っている
ハンガリー人男性に向かって、
「なんで笑ってるのよ?
(Why are you laughing?)」と言った。

ハンガリー人は、白髪まじりなロン毛に、
ヒゲをボーボーと10cm以上生やした見た目。
年齢は意外と若く、20代か30代だと思う。

彼は笑いながら言った。
(日本語に訳すと、伝えたいことが
伝わらないので、ここは英語で書きますね)

I was smiling. Not laughing.
Smiling is different from laughing.
I am always smiling.

ほーう、かっこいいこと言うなあ。
ハンガリー人の何気ないことばに
感心してしまったよ。

ここで言うラフ(laughing)と
スマイル(smiling)の違いは、想像するに、
相手を小バカにした笑いと、
赤ん坊なんかを見て微笑んでしまう笑いの
違いを言ってるのだろう。

ハンガリー人のドイツ人に対する笑いは、
後者だよってことだと思う。

日本語で「笑う」と一言で言っても、
人間には笑いのタイプがいろいろとある。

自分の成功をよろこぶ「笑い」
人の失敗をよろこぶ「笑い」
仔犬を見て顔がほころぶ「笑い」
どうしようもない状況で涙のあとにでてくる「笑い」
失敗するだろうと挑んだ告白に、
やっぱり失敗して、
緊張から解放されたときにでてくる「笑い」

考えれば考えるだけ、もっともっといろんな
「笑い」のタイプがあるだろう。

あなたの人生の笑いの総量を
100ととらえたとき、
あなたの笑いは、どんな笑いのタイプの
成分バランスでできているだろうか。

きっと100パーセントピュア
(ひとつのタイプの笑い)な人はいないだろう。
いろんな笑いのタイプが入り混じってるはず。

ラフよりスマイルのほうが多いかな?

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
人の失敗を笑うより、人や自分の成功、
自分の失敗を笑いたいものですね。

このときの場所/ブルガリア ソフィア
現在地/エジプト

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