日本から博士(あだ名)がやってきました。
昔からの友だちがいると、ほっとしますね。

で、プリンスィズ島に行った帰り道に、
大きな遊覧船に乗っていると、
隣の席でふたりの女の子が戯れていた。

ひとりの女の子が本気で叩いたりしているのに対し、
もうひとりの女の子は
相手が痛くないように叩いている。

背の少し小さなの女の子は手加減を知らず、
背の少し大きなの女の子は手加減を知っているのだ。

年齢は1歳か2歳ほど違う感じだろうか。
ほんのわずか1、2年の成長の間に、
手加減というものを覚えるていくのだろう。

「手加減」とは、かなり高度な行動で、
人間としての成長の証だと思う。
自分がどれくらいで叩かれたら痛いかを知り、
その痛いの加減をしながら、相手と戯れる。

どれくらい強く叩いたら、相手が泣いてしまうか、
また相手が怒って自分が痛い目にあわないかを
計算するということ。
相手のことも、自分のことも考えて
力を抜いて行動しているのだ。

もっともっと歳を重ねていくと、
人は「手抜き」というものを覚えていく。

自分のエネルギーの保存を目的として、
全力でやらなくなってしまうのだ。
人間が最小のエネルギーで、
生きていくための行動をとるということで、
理にかなっているちゃあ、かなっている。

でも、手加減は、相手と自分のためで、
手抜きは、相手のためじゃなくて、
自分だけのためだよなあ。

人生のどんなことにも
手抜きをするなとは言わないけど、
手抜きを覚えて、それが当たり前になると、
成長じゃなくて後退な気がする。

手抜きは静であって、動じゃないからね。
死(完全な静)に近づいていってるよ。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
学校や仕事で手抜きじゃなくて、
休みをとって息抜きしよう。

このときの場所/トルコ イスタンブール
現在地/イスラエル エルサレム

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